Report63: 2008.12.28 2008年診療終了(12.26)/指揮・テノールでコンサート(12.27)




12月26日(金)をもってクリニック2008年診療は大禍なく終了しました。2008年1月-12月で胃内視鏡(GIF)1056、大腸内視鏡(CF)1386 計2442件、開院以降総数としては GIF 1652、CF 2028 計3680件となりました。クリニック休診日のESDは12月18日(木)の3件を加えて計71件になりました。ご支援厚く御礼申し上げます。
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年末診療最終週は予約外の患者さまが多くお越しになりました。夜間外来診療が終了したのが12月24日(水)21時30分、12月26日(金)の最終日は夜間外来診療予約は敢えておとりしていませんでしたが予約外診療の方だけでも20時30分までとなりました。

翌27日(土)は神戸大学医学部クラシック音楽愛好会30周年記念演奏会をピフレホールで開催しました。近況報告62記事でご紹介しています様に医学部5年生の時に創部、断続的に指揮をさせていただいてきましたが、今回は念願のチャイコフスキー Romeo & Juliet を指揮させていただきました。30周年記念ということで部長の渥美君が周到にOB/OGに声がけしてくれた甲斐あって、久しぶりにご一緒出来た先生方や賛助の方々のお力を得て5回の練習でしたが難曲をまとめることができました。テノールとしても、指揮で声を張り上げても喉が元に戻る時間も喉を痛める前に戻り喉の復調を確信、さらに一層支えを確実にして歌う意識も高まった結果、高音もよく抜け声が拡がるようになりました。前夜の診療から一転音楽モードに切り替え、朝10時過ぎのGPから17時30分終演、打ち上げまで充実した一日となりました。
終演後の二人の写真は、甲陽学院、神戸大学医学部、神戸大学第2内科の後輩、誉田芳孝 先生で、現在、京都大学傘下の東山武田病院にご勤務ですが10年ぶりの再会でした。本日はご自身のバリトンとしての演奏ではなく、貴子夫人がハープでご参加くださいました。
http://www.takedahp.or.jp/HIGASHIYAMA/DOCTOR/doc_konda.html

打ち上げは、三宮 BRASSERIE TOOTH TOOTH で19時30分から行われましたが、ゲストとしてヴァイオリン演奏いただいた 清永あや さま もご参加いただき楽しいひと時でした。清永さまは、神戸ご出身、多くのコンクール入賞(神戸では第10回松方音楽大賞)後、2007年秋より英国王立音楽院に在籍中で世界的にご活躍です。写真は、清永さまを囲んで、御一緒に創部した神戸大学医学部同級生の高橋 玲 先生(京都大学腫瘍病理准教授)、竹島泰弘 先生(神戸大学小児科准教授)、医学部5年生横山未沙子、可奈さん姉妹(妹様は大阪音楽大学)と
http://www.toothtooth.com/brasserie.html


12月28日(月)は、クリニックで24日(水)に発生した患者さまへの報告文書の作成に追われましたが、残り年内は、ゆっくり片付けに充てたいと考えています。

Report62: 2008.12.21 クリニック忘年会2008(12.20)




クリニックの2008年忘年会を12月20日(土)18時30分から、昨年と同じ、クリニックの神戸楠公前ビルの並び2軒隣のイタリアンレストラン“MINA”で開催しました。宴に先立ち、クリニックロビーの昨年と同じ位置で記念撮影を行いました。昨年は開院後半年が経過したところで予想を越える内視鏡のご予約を賜り対応するためのスタッフ増員を検討し始めた段階でした。特に看護スタッフ業務は高い専門性と濃い密度のためなかなか定着せず、加えて、6月には核になっていたスタッフがご家庭の事情で離れた危機もありましたが、断続的に何度かの募集を経て有能なスタッフが揃い内視鏡検査数増加に対応できつつあり、現在、内視鏡検査は大腸内視鏡優位で年間3000件ペース、潰瘍性大腸炎も150名と皆様のご支援のもと専門性を打ち出すことが出来ていることを嬉しく思っております。MINAでは、開院以来事務スタッフとしてご尽力いただき、この度ご出産でクリニックをお辞めになる山崎(藤原)さんの送別、また企画・司会の江島/岡本Ns厳選の景品をめぐって同伴のお子様も一緒にBINGOで楽しく過ごしました。

12月21日(日)は、12月27日(土)14時開演 新長田ピフレホールで開催の神戸大学医学部演奏会の練習でした。昼前にアマデウスでテノールとしての伴奏合わせ、その後クリニックで事務作業をすませ、19-21時は10月から日曜日の夜にアステップ神戸で行われたチャイコフスキー「ロミオとジュリエット」の最後の練習でした。
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1978年医学部5年生の時に同級生のヴァイオリンの名手 高橋 玲 先生と創部、1981年第4回演奏会から全体合奏が始まりましたが、第4回演奏会のフォーレ「ドリー組曲」から断続的に指揮をさせていただき30周年を迎えました。現役のメンバーに選曲を任せた年もありましたが、昨年、本年は私が選曲させていただき、昨年12月はチャイコフスキー「弦楽セレナーデ」エレジー、フィナーレを管弦楽様に編曲、本年は、よりスケールの大きい「ロミオとジュリエット」と同じチャイコフスキーで、部長4年生 渥美君を中心とする幹事学年の周到な準備のもと、久しぶりにお会いするOBの参加も得て舞台から溢れる人数で、素晴らしい音響のピフレでの記念演奏会を締めくくれれば幸甚です。テノールとしても、2003年に痛めた喉もようやくほぼ回復、クリニックも落ち着きようやくまともに演奏できるめどがたった本年でしたが、その締めくくりとしてタリアフェッリ「情熱」、「千の風になって」の2曲を準備しています。入場無料ですので多数ご参集ください。
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●神戸大学医学部クラシック音楽愛好会演奏会
2008年12月27日(土)14時開演:入場無料
ピフレホール(JR新長田駅前南)
第1部 14:00-15:00 (16:15から部長 渥美君挨拶)
ピアノソロ、ピアノ連弾、ホルン3重奏、サックス3重奏、フルート5重奏など
第2部 15:15-16:50
ヴァイオリン4重奏、ピアソラ合奏、高橋先生ヴァイオリン、青山テノールなど
第3部 17:10-17:40
チャイコフスキー「ロミオとジュリエット」


●第8回神戸クラシック倶楽部(KCC)新年会 酒心館コンサート
2009年1月11日(日)14時開演;3000円
酒心館ホール(神戸市東灘区R43沿南)
http://www.shushinkan.co.jp/hall/
2002年から主宰させていただいています音楽配信メールグループの新年会です(演奏家、愛好家約350名が登録)。きき酒、特製粕汁とともに会員の演奏をお楽しみください。会員のみのClosedの会で演奏者も参加型会費制です。詳しくはお問い合わせください。

前回2008年1月14日(月/祝)開催 第7回の様子です。
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Report61: 2008.12.18 父納骨(12.14):胃大彎ESD(切開剥離)切除3件(12.18)




2008年12月13日(土)午前は南大阪病院で次回胃癌ESD(切開剥離)予定のチェック、CF 他でした。終了後クリニックに戻り、16時30分からは神戸ポートピアホテルで神戸市中央区医師会総会(和楽)、同懇親会(偕楽)でした。終宴後は、置塩会長、冨永、山中、王、小西 各先生方と二次会で三宮へ御一緒させていただきました。

翌日14日(日)は父の49日法要および納骨で、10時から西宮山手会館で法要、住吉霊園で納骨、妹夫婦と宝塚ホテル プルミエで会食でした。プルミエは父の生前、以前から元旦に会食をしていたフレンチですが、持病の進行で外出できなくなっていた経緯から久しぶりの会食でした。その後、クリニックに戻り事務作業後19時からはアステップ神戸で、チャイコフスキー ロミオとジュリエットの練習でした。

12月15日(月)17日(水)は公募中のクリニックスタッフの面接(看護師、事務)、12月16日(火)は19:45から神戸市中央区医師会医政委員会 その後、同委員会の忘年会でした。

12月18日(木)は当初、午前の西宮市立中央病院でのESD(切開剥離)治療後、東京へ向かい日本ヘリコバクター学会理事会出席を予定していましたが、19日(金)13:30からの予定で開業初期監査指導の通達があり、準備および万一の交通トラブルのリスクを考慮し欠席させていただきました。午後はその準備に充てる予定でしたが、クリニックの事務 高橋が周到に対処してくれたこと、またクリニック診断のESD(切開剥離)切除適応症例が蓄積しており、結局佐野病院でのESD(切開剥離)となり午前午後で3件、いずれも大彎症例となりました(3例ともクリニック診断、紹介例)。

午前の西宮市立中央病院の症例は、兵庫区に医療機関からご紹介いただきました方で、9月22日クリニックで診断後、直ちに除菌していただきました。その結果、本日の内視鏡検査では、腫瘍高が非常に軽減、平坦化し通常観察では同定困難なほどでした。大きさも小さく内科専攻医の林先生にできるだけ多く関与していただきながら施行しましたが、難易度の高い体部大彎前壁で高度の萎縮、かつ一方で脂肪のためレンズがすぐ曇り筋層直上の適切な層に入るのに少し手間取りました。午後の佐野病院1例目は、大彎でも順方向のみでアプローチできる対角部でESD(切開剥離)は容易な部位でしたので極めて短時間で終了ました。同2例目は、難易度の高い体部大彎後壁でした。難しい大彎側の処理を徹底するため、全周切開をおかずまず大彎側のみ粘膜切開、予想通り出血を認めましたが止血目的の数回のトリミング(IT2をなぞる)を行うだけで小彎側のテンションが効いているので適切な深度に到達できました。肛門側の処理でうまく展開できたため、複数回の動脈性出血もピンポイントのソフト凝固でクリアしながら順調に完遂できました。

先週、今後のESD(切開剥離)治療についてご依頼のご連絡をいただいた大阪警察病院内視鏡センター長 阿部 孝 先生がクリニックに来られることになっておりましたが、急遽、午後の佐野病院も同行されました。

Report60: 2008.12.07 土日3連続講演(12.06-1回/12.07-2回)




現在土曜日は第1,3,5のみ開院しておりますが、火曜日と同じスケジュールで午後は大腸内視鏡検査を8件(うち2件は胃内視鏡検査と同時施行;現在“とらばーゆ”でスタッフ募集中ですが体制が整いましたら大腸内視鏡検査10件予定)です。平日に時間がおとりになれない方のご要望が多く、土曜日の予定は平日以上に予約待ちが長くなっておりますが、特に平日の融通がききにくい医療関係者の方々のご予約を多く賜っており12月6日(土)も懐かしい方々と久しぶりにお会いすることができました。

18時前に検査を終え、事務スタッフの方の面接後、第2回神戸内科懇話会会場であるメリケンパークオリエンタルホテルへ向かいました。今回は、ヘリコバクターピロリ感染そのものを除菌適応の推奨度Aとする、現在ヘリコバクター学会で改訂が進んでおりますガイドラインの方向性および、そのエヴィデンスを交えながら、ピロリ菌感染の有無により疾病構造のリスクが異なり、ピロリ感染を軸に対処する必要性をお話しさせていただきました。さらにクリニックでの内視鏡、IBD、ピロリの現状、さらに院外施設でのESDの状況も、平素ご紹介でお世話になっている先生方にご報告させていただきました。

12月7日(日)は神戸市難病連の医療相談会が神戸勤労会館&神戸市青少年会館であり、潰瘍性大腸炎/クローン病を担当させていただきました。前週同様、特にステロイド依存性となった場合の維持療法で免疫抑制剤を使用しステロイドを離脱した実例を挙げながら、ガイドライン(維持療法でステロイド少量継続使用の記載はなく、図中、赤印にありますように、ステロイドが離脱出来ない依存性の場合は免疫抑制剤を考慮)に基づいた重要性をお話するとともに、血球除去療法(来年4月からクローン病に適応になります)、ATM、レミケードなど多くの治療選択肢がある中で、ステロイドとの比較を中心に各々の治療法の特徴を、大学在職時からクリニックまで自らの治療症例経緯、最近の論文報告をもとにお話させていただきました。
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通常は16時までなのですが、30分早く終わらせていただき、難病相談会より、早く講演依頼をいただいておりました開業セミナーでお話させていただきました。開業独立後わずか1年半と短い経験ですが、独立前後を振返って結果的に留意すべき点に焦点をあてながらのお話でした。今回は、平素お世話になっておます宮野医療機器さまのホールでの開催でした。その後クリニックに戻り11月分のレセプトの事務作業でした。



Report59: 2008.12.04 胃前庭部ESD/大腸盲腸部ESD(切開剥離)切除




第1,3木曜日午前は西宮市立中央病院で内視鏡治療の機会をいただいています。12月4日の第1例は、9月に神戸の検診併設施設でGIII良性腺腫として半年後の経過観察となっておられた方ですが、ご主人様のクリニックでの大腸内視鏡検査に同行された際に御相談をお受けし再検査させていただきましたところ肉眼的に陥凹かつ発赤をともない内視鏡所見のみで胃がんに準じて扱うべき病変と判断できましたので当日早速切除の段取りを詰めさせていただきました。元来、良性腫瘍(腺腫)の扱いにはピロリ除菌で縮小するとの報告を含めて色々な対応がありますが、分化度の高い胃がんとの鑑別が困難な場合も多く基本的には腫瘍性病変であれば切除するスタンスで対処しています。特に内視鏡所見で病理組織と合致しない場合は慎重な対応が必要と考えて来ましたが、本症例は再検査時の生検病理組織検査では胃がんtub1という結果でした。ESD(切開剥離)は容易な前庭部ですが、蠕動が著明で幽門輪近傍の処理に少し手間取りましたが無事完遂しました。

第2例は西宮市立中央病院の症例(上ケ原病院からのご紹介)で大腸回盲部のLST-G腫瘍でした。正面視となる最深部ではなくESD対応可能な部位ですが反転操作は困難な部位で、順方向で肛門側を切開+トリミングを開始、全周を処理した後、左側臥位にすることで重力で病変が展開しましたが、線維化が強く約半分剥離を終えた段階でスネア切除としました。剥離時に止血操作を繰り返していた動脈の延長部分から拍動性出血を認めましたが、ソフト凝固で止血し終了しました。

年明けまで第1,3,5木曜日午前、午後はESD(切開剥離)予定で詰まっていますが、本日午後は佐野病院が神戸市垂水区の行事にご参加ということでスケジュールできずクリニックで書類作成、講演(12月6日、7日)準備、原稿校正、開院後の初期指導の準備に充てました。クリニックでの内視鏡検査増枠を視野に現在、看護スタッフ、事務スタッフを募集中(とらばーゆ)ですが、一方、ESD(切開剥離)の新規ご依頼もあり、第2,4木曜日午前午後、第3火曜日午後、第2,4土曜日などクリニックを休診とし院外施設でお世話になっている時間帯の再調整を検討中です。

本日の2例で、開院後休診日に複数の入院施設で施行させていただきましたESD(切開剥離)切除が68例になりました。68例のうち22例はクリニックで診断し各施設へお連れし治療させていただいたものです(現在のところクリニックで診断した内視鏡治療適応例で自ら治療しなかったのは胃癌1例のみ)。最近でこそ、胃病変についてはようやく基幹施設ではESD(切開剥離)対応が可能になってきましたが、対応できる施設の少ない大腸、食道病変、ましてや疾患頻度の極めて少ない十二指腸、小腸病変につきましても開業後も継続して治療にあたらせていただくことができておりますことは関係各位の御高配の賜物と厚く御礼申し上げます。

Report58: 2008.11.30 土日2連続IBD講演(11.29 吹田、11.30 龍野)




2008年11月29日(土)は吹田で第4回北摂腸疾患勉強会、11月30日(日)は龍野で第60回兵庫県難病相談会と、いずれも炎症性腸疾患の講演をさせていただく機会をいただきました。第1,3,5土曜日はクリニック診療日でしたが、内視鏡検査枠を縮小し15時過ぎにクリニックを出て16時30分から約1時間の講演をさせていただきました。吹田のメイシアターホールは日本クラシックコンクールの大阪本選会場であり久しぶりに近くを通り会場へ向かいました。本会代表の吹田済生会病院 小畑寛純 先生はもちろん、兵庫医大助教授として長年ご活躍された里見先生、内視鏡クリニックを主宰され長年多数の内視鏡診療をされている楠山クリニック 楠山剛紹 先生、杉本憲治クリニック 杉本憲治 先生 他 IBDに造詣の深い先生方がご参集されておられました。クリニックの150名の潰瘍性大腸炎の患者さまの治療経過をもとに“潰瘍性大腸炎におけるステロイド回避/離脱のストラテジー”と題して講演させていただいた内容の骨子は以下です。
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 #1:潰瘍性大腸炎の70%の方は5-ASA製剤(ペンタサなど)+注腸で制御できるが残り30%はステロイド使用が必要。ステロイドは即効性で有用な治療薬だが、総投与量10000mg=10gで重篤な副作用発現が有意に高率になることから下記の点に留意しステロイド漬けにしないことが重要。
 #2:増悪時にはペンタサを4000mgまで活用する。これは内服では従来の250mg錠で16錠、あたらしく使用できるようになった500mg錠で8錠に相当、遠位型には内服3000mg(250mg錠で12錠、500mg錠剤で6錠)+ペンタサ注腸(1000mg含有)が有効な場合が多い。
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 #3:ステロイド使用時の反応は、有効で中止再燃しない方が50%、有効だが減量中止再燃する方が25% =ステロイド依存性、無効25%=ステロイド 抵抗性に大別出来る。ステロイド依存性の方の維持療法にステロイドを使用長期使用することは避けねばならない。これはステロイド漬けの最大の原因であり、その回避のためには免疫抑制剤(AZA=イムラン、アザニン 6MP=ロイケリン)を活用する。2006年8月からAZA/6MP使用は保険診療適用になっているし、そのモニタリングは適用外だが可能になった(6TGN)。ステロイド依存性UCの維持療法は少量ステロイドではなく免疫抑制剤であることを医療従事者は認識し、その使用に精通しておく必要がある。
 #4:除去療法は2クール(10-11回)施行でステロイドと同等の効果が得られるが副作用は有意に少ないが改善速度が遅く病勢に余裕が必要。
 #5:ATMは、クリニックでの30名のべ40回の成績では、増悪はなく70%が有効だが、有効例中半数は再燃する(全体として、3分の1改善し維持、3分の1改善するが再燃、3分の1無効)。したがって5-ASA+注腸までは十分量使用し効果を確認かつ継続することが望ましい。10%が服薬完遂できないが、中断例で著功が多い。
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今回は潰瘍性大腸炎を対象に講演させていただきましたが、ペンタサを十分使用することで全体の70%がステロイド使用せず制御出来ること、免疫抑制剤を活用しステロイド維持療法は避けるべきであることはクローン病でも同様であり、増悪時で病勢に余裕がある場合は、レミケード使用の前に免疫抑制剤を使用し、その効果不十分例をレミケード対象とすべきであると考えています(レミケード使用時には必ず免疫抑制剤が使用されていることになる)。

翌11月30日(日)は、兵庫県難病相談室主宰の相談会が龍野で開催され、潰瘍性大腸炎/クローン病を担当させていただきました。最近は電車での移動が多いですが、車で自宅(西宮)を11時に出て中国道宝塚インター→山陽道→龍野インターと自走しました。35歳迄週に1泊2日でたつの市立御津病院(当時 公立御津病院)で内視鏡検査を担当させていただいた経緯、また10年ほど前にも一度龍野で難病相談を担当させていただいた経緯もあり懐かしいエリアです。多数ご参加のもと熱心にご質問をいただき充実した一時を過ごさせていただきました。帰路はクリニック近くのアステップ神戸で年末に指揮をさせていただく予定のチャイコフスキー「ロミオとジュリエット」の練習があり(19-21時)終了後帰路につきました。練習は14日、21日あと2回、27日(土)本番です。




Report57: 2008.11.20 ダブルスコープによる十二指腸SMT(粘膜下腫瘍)ESD(切開剥離)切除




クリニック休診日である木曜日は複数の施設で内視鏡診断治療の機会をいただいていますが、奇数週木曜日午前は西宮市立中央病院で定期的にお世話になっており、本日はクリニックの患者さま2例の内視鏡治療をさせていただきました。また、奇数週木曜日午後はフリーとしてon demandに対応できるようにしていますが、本日は佐野病院でクリニックの患者さま2例の内視鏡切除をさせていただきました。

西宮の第1例は、大学勤務の際にご紹介いただいたピロリ除菌後維持状態でも潰瘍再発する易再発性胃潰瘍の患者さまの経過観察内視鏡で小IIa病変のESD(切開剥離)切除でした。前庭部小彎後壁でサイズからも難易度は高くない病変でしたので、前回に続いて、同病院消化器内科 林 典子 先生に主執刀いただきサポートに廻らせていただきました。数回ポイントで関与させていただいただけで、ほぼ完遂されました。

西宮の第2例は、灘区の先生からのご紹介でクリニックで大腸内視鏡検査をさせていただいた患者さまでした。クリニックではスネア法で一括切除できる粘膜付着部がおおよそ2cmまでの病変であれば下記の様に施設によっては入院切除とする大きさの病変でも極力外来切除しています。
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本例は大腸内視鏡検査は初回で、下行結腸より近位の5-10mm大の3病変は外来切除しましたが、高度の蠕動亢進と憩室多発で非常に条件が悪く、S状結腸有茎性2病変(特に第2病変はサイズが大きく内視鏡保持も困難な部位)は(有茎性であり当然粘膜付着部は2cm以下ですが)入院切除と判断しました。有茎性病変は茎に太い血管があることが多く十分に凝固を効かせて切除する必要がありますが、出血予防効果および噴出性出血で視野がとれなくなった際のマークとしてプレクリップ(スネアでクリップを巻き込まない様に1箇所)後切除することが多く第1病変で実行しましたが、第2病変は茎に高度の緊満感があり久しぶりに留置スネアを使用しました。
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上記の南大阪病院で施行させていただいた大腸ESDの患者さまよりは軽度でしたが、クリニックでの大腸内視鏡検査時と同様、蠕動亢進のため、すぐに脱気されてしまい、その都度スコープを組み立てる必要がある状況となりましたが、無事、完遂できました。

西宮から垂水へJRで移動し、14時過ぎから佐野病院で、クリニックへご紹介いただいた2例の患者さまの内視鏡治療を佐野病院消化器内科 豊田昌徳 先生と御一緒に施行させていただきました。

佐野病院第1例は、東京の平塚胃腸病院で本年6月十二指腸下行脚腺腫と診断され、中央区の先生からクリニックにご紹介いただいた患者さまでした。クリニックでの事前内視鏡検査で近接アプローチ可能であることを確認しており、容易にスネアによる通常EMR切除可能でクリップ縫合後終了としました。

佐野病院第2例は、4年前に芦屋市民病院で十二指腸球部のSMT(粘膜下腫瘍)の診断を受け、良性が示唆されることから定期内視鏡観察を受けておられましたが、やや大きさが増大したということで2008年6月にセカンドオピニオン目的でクリニックに来院された患者さまでした。良性とはいえ胃十二指腸間の狭窄症状を来している可能性があること、またなんといっても定期的に内視鏡検査を受けるストレスを考えると、基本は「安全確実に、そして、苦痛なく切除できる確率が高ければ切除希望」で当然であり、その勝算をコメントする必要があるわけです。初診時には、写真のみ拝見した上でしたが「通常EMR法では胃側から一部盲目的にスネアリングを余儀なくされるが、幸い、非常に施行例の少ない十二指腸ESD(切開剥離)切除も既に経験しており、必要に応じ駆使しながら対処できる可能性がある」ということでお話をさせていただきました。
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その後、複数の内視鏡専門医のセカンドオピニオンを経て、最終的に切除を決断されクリニックに来院いただきました。2008年8月クリニックでの事前内視鏡検査では病変の可動性を確認出来ましたので、最悪、EMR法によるスネア切除でも確率高く安全に切除可能と判断しましたが、より安全に切除するためには十二指腸球部内反転で腫瘍付着部を直視しながら切除するのがベストと考えられました。そこで今回の切除に際しましては、経鼻内視鏡に用いる細径スコープを第2スコープとして挿入し胃側へ病変を引き出したところ、十二指腸球部内反転で直視下に病変の付着部を確認でき、グリセオール局注の上2mmフラッシュナイフを用いてESD(切開剥離)をすすめると、病変が胃側へ移動し、順方向で確認しながら残った口側部分をスネア切除可能でした。切除後、十二指腸球部内反転操作で切除面をクリップ縫合し終了しました。

次いで佐野病院で胆管深部カニュレーションが困難であったERCP症例を再度トライさせていただきましたが、C管造影はかろうじて可能で総胆管下部で完全閉塞していましたが、非常に浅い造影チューブ挿入のみでガイドワイヤー誘導も困難な状態でした。P管に深部挿入できれば、ガイドワイヤーP管留置C管造影、プレカットなどの展開もありますが、P管すらまともに造影されず、他の画像診断からも腫瘍そのものの関与も示唆され、徹底したトライアルは断念しました。
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18時に佐野病院を発ち世話人に入れていただいている第22回大腸病態治療研究会(炎症性腸疾患の研究会)参加のためグランヴィア大阪に向かいました。世話人会は間に合いませんでしたが第1部の途中から参加、第2部の浜松南病院 花井洋行 先生の特別講演は、十分な文献的考察の裏付けを背景にしご自身の成績を中心にしたいつもながら素晴らしい講演でした。現在クリニックでもAZA(アザニン、イムラン)6MP(ロイケリン)などの免疫調整剤は多くの方で使用していますが、そのモニタリングとして6TGNが測定できるようになっているのも花井先生の多大なご貢献によるものです。神戸大学在職時代に、私が主宰させていただいていた「神戸IBD研究会」で、当時、浜松医科大学御在職中の先生にご講演にお越しいただいたこともあり懇親会では久しぶりに懇談させていただきました。
http://www.hamamatsu-minami.com/service/ser004.html

Report56: 2008.11.09 胃ESD(切開剥離)切除 & EST(乳頭切開)(11.08)/ IBD講演会・相談会(明石)(11.09) 




第2,4土曜日は南大阪病院で内視鏡治療の機会をいただいております。11月8日(土)は胃ESD(切開剥離)切除 & EST(乳頭切開)でした。

第1例目は胃癌ESD(切開剥離)切除で、胃体中部後壁隆起病変の周囲に発赤を認め、前回チェック時の生検結果をあわせて口側・肛側を含めた大きな切除ラインを確保しました。その分、肛側である体下部アプローチの難易度が上がることは予測していましたが予測以上に近接ができない状況でした。近接出来ずメスが立つ肛門側を突破出来ればそのまま重力に従って病変が翻転してゆくストラテジーでしたが、後壁側の出血が多かったこともあり、剥離可能な部分を処理した上で最終的にスネアによる切除で完遂しました。スネアなしで完遂のためには、近接の状況の吟味により口側の切開をおかずに開始、ITによる前払いが困難であればあらゆるデバイスを動員、肛門側の突破を図ることが重要と再認識しています。

第2例目は数日前に緊急入院された総胆管結石の方の処置でした。憩室例では、乳頭から総胆管へつながるラインが憩室の中央にあることが多いですが、本例は憩室の端にあり、ラインが管腔に平行気味となっていました。幸いスコープ挿入から乳頭正面視20秒、造影もone trial約1分でC管造影成功し15mm大の総胆管結石を確認出来ました。こぶりで憩室内へ移行する切開上限が判断しにくい乳頭でしたが、幸い、完全開放されたタイミングが判断し易く大切開を確認できました。砕石デバイスによる処置も円滑に終了し、バルーン操作を3回施行し全て摘出できました。胆汁の性状から感染は消退していることが確認できましたのでENBDチューブは入れずに終了としました。

11月9日(日)は13時から16時 JR大久保駅前の明石市立産業交流センターで兵庫県難病連主催の講演会/相談会でした。潰瘍性大腸炎、クローン病ともに約7割の方はペンタサを中心とする5ASA製剤で対応できますが約3割の方はさらにステロイドが必要になります。後者の場合にはステロイドを維持療法とするのではなく、免疫抑制剤、除去療法、ATMを駆使し離脱すること、また合併している場合が多い過敏性腸症候群(IBS)の対応などについてお話させていただきました。明石で活動されている「きんもくせい」という潰瘍性大腸炎の患者さまの会の方々に多くご参加をいただきました。

Report55: 2008.11.06 午前胃ESD、午後食道ESD切除/あさごコンサート(11.02)




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で内視鏡治療の機会をいただいております。本日は、同病院の症例で胃角前壁IIa病変でしたが、平素、病棟主治医として、また難易度の高い症例の場合には長時間にわたる助手としてご尽力いただいております大阪大学より赴任しておられます 消化器内科 林 典子 先生に主執刀していただきましたが、若干ヘルプさせていただいた以外はご自身で最後までIT2を用いて完遂されました。写真は、平素お世話になっています小川弘之先生をはじめとする同病院内視鏡センタースタッフの方々です。

早く終了し時間に余裕がありましたので(平素、クリニックでは、分単位で時間に追われていますので)久しぶりにのんびりと徒歩で門戸厄神まで向かい阪急電車に乗り、さらに新開地で山陽電車に乗り換え各駅停車で山陽垂水へ、そして『清水ヶ丘行』バスで佐野病院へ向かいました。佐野病院では、クリニックで診断させていただきました食道IIc病変のESD(切開剥離)切除でした。2008年6月5日に西宮市立中央病院で順調に切除させていただいた食道ESD(切開剥離)切除例(近況報告30参照ください)とほぼ同位置ですが、サイズは半周性と大きい病変でした。周辺切開はフラッシュナイフ2.0mmで至適な層に入りましたが、終始著明な蠕動、また喉頭腫瘍を併発治療されている経緯からも喫煙によると考えられる粘液付着や繊維化などが加味され時間を要しましたが、豊田昌徳 先生と完遂させていただきました。なお、本日午後佐野病院では、当初、10月1日にクリニックで診断させていただきました胃IIc病変のESD(切除)を第2例目として予定していましたが、先週急遽予定変更となりました。1年前にピロリ除菌をさせていただき炎症が改善した経緯もあり、約10mmと非常に早期で診断でき早々に処置できればと予定を組ませていただいたのですが残念なことでした。佐野病院での食道ESD(切開剥離)切除終了後はクリニックにもどりレセプトを仕上げていました。
http://www.aoyama-clinic.com/topics/img/30-1.jpg

11月2,3日の連休(11月1日(土)はクリニック診療日)は、先週、父の葬儀で執筆がさらに遅れていた締め切り過ぎた原稿執筆に追われていました。その中で、11月2日(日)は10月12日(日)アマデウスサロンコンサート企画でお世話になりました長谷川香織さまの企画で、朝来市(朝来市さんとう緑風ホール)出張演奏の機会をいただきました。
http://www.city.asago.hyogo.jp/annai/sisetsu_bunka.html

10月12日(日)に共演させていただきましたソプラノ山田千尋さま、また長谷川香織さまのご子息でコントラバス長谷川 光さまと車2台で向かいました。13時からの講演会の後、14時10分から15時10分休みなし丁度1時間の持ち時間でした。前半は、編曲の素晴らしさから合唱で非常によく演奏されてます『ふるさとの四季』を二人で4声の合唱パートを随時補い合いながらの演奏を中心に親しみやすい曲を並べ、後半は10月12日(日)演奏した2つのオペラからプッチーニ作曲『ラ・ボエーム』の『ミミの登場から1幕終了』まで演奏しました。前半は御一緒に口ずさむ方もみられ、後半は、特に演技のひとつひとつに対する反応が非常に大きく、オペラをまじかにご覧頂けたよい機会となったようです。

【第1部】千の風になって(山田、青山)、ふるさとの四季(山田、青山)、森の水車(山田、青山)、この道(青山)、どんぐりころころ(山田)、里の秋(山田)、ラ・ノヴィア(青山)、勿忘草(山田)【間奏】愛の挨拶(長谷川)【第2部】ラ・ボエーム(山田、青山)【アンコール】乾杯の歌(山田、青山、長谷川)
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http://www.aoyama-clinic.com/topics/img/51-2.jpg
http://www.amadeus-bwtj.com/
http://www.kanon-musik.com/
http://yaplog.jp/sop_c_y/
http://www.kanon-musik.com/daisangen-pro.html

帰路は播胆有料道路『フレッシュあさご』で小休止(国道312号からも入れます)黒豆ソフトクリームを賞味しました。その後、二手に分かれましたが3連休の中日で、中国道、山陽道、阪神高速ともに東行は大渋滞でした。結局、山陽道から阪神高速長田線へ周り長田出口で高速を出て、クリニックの前を通り、新神戸〜原田通 王子公園〜山手幹線〜甲南山手から阪急線路沿い北の脇道〜芦屋から岩園隧道〜苦楽園〜上ヶ原〜関西学院と、震災後によく通った地道で帰宅しました。
http://www.yado-sagashi.com/knowledge/michinoeki/k29_freshasago/index.html






Report54: 2008.10.31 回盲弁にかかる大腸腫瘍ESD(切開剥離)切除/ステーキみやす(10.21)/蓮池先生(10.31)




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で内視鏡治療の機会をいただいておりますが、昨日10月30日(木)は回盲弁上唇にかかるLST-G大腸腫瘍のESD(切開剥離)切除でした。9月18日には回盲弁をほぼ占拠する例のESD(切開剥離)切除をさせていただきましたが、回盲弁にまたがる領域は小さいものの、可動性があり全体の把握には左側臥位、背臥位のこまめな使い分けが必要でした。
2008年9月18日切除例(近況報告46参照)
http://www.aoyama-clinic.com/topics/img/46-1.jpg

同日午後は14時から社会保険の「集団的個別指導」が、住吉うはらホールであり出向きました。原則的には東灘区の先生方対象の日程でしたが、スケジュールがなかなかあわず変更の上の参加でした。うはらホールは演奏者や演奏会の聴衆としてはでは何度かおうかがいした懐かしいところです。

31日(金)クリニック夜間診療終了後、静岡がんセンター 蓮池典明 先生が、学会の機会を利用してクリニックに立ち寄り下さいました。蓮池先生は、神戸大学在職時の私どものグループに所属いただき、ご相談の上国立がんセンター中央病院にジュニアレジデントから参画され、静岡県立がんセンター設立に際してご栄転されました。内視鏡科部長 小野裕之 先生のもとで、内視鏡、特にESD(切開剥離)を中心に研鑽を積まれたエキスパートとしてご活躍です。近々関西にお戻りになられるとのことです。
http://www.scchr.jp/
http://www.ncc.go.jp/jp/ncch/index.html
月、水、金は、夜間外来診療があり、日により20時を越すことも多い状況です。また夜間診療がない火曜日、土曜日は、午後の大腸内視鏡検査8件(うち胃大腸同時が2件)に増枠しており近々さらに増枠予定ですので、なかなか夜の時間帯はフリーになりません(昼食も1分ずつ3回にわけるという状況で朝から夜間外来診療終了までエンドレス状態です)。その中で第3火曜日午後のみ神戸市医師会医療センター診療所で大腸内視鏡の機会をいただいておりクリニックは休診で夜はフリーにできる月1回の機会です。平素は丁度神戸市中央区の委員会があるのですが10月21日(火)は経緯から出席不要となりましたので、以前から懸案であった佐野病院 豊田先生、小高先生と私一押しの「みやす」で会食させていただきました。豊田先生は、昭和大学横浜北部病院工藤教授のもとで大腸内視鏡研鑽後、神戸大学在職中のグループのメンバーとしてピロリ菌の研究、ESD(切開剥離)の立ち上げで尽力いただいた際「みやす」にもご一緒したことがありますが、小高先生は国立がんセンター東病院(千葉)で腹腔鏡外科のエキスパートとしてご活躍され、昨年佐野病院に赴任されましたので「みやす」は初めてとのことでした。「みやす」は21時に必ず閉店(本当に閉まります(笑))しますので、常識的には遅くとも19時30分に入る必要があり(主宰研究会終了後、お越しいただいた特別講演の演者をお連れして8時30分から30分で食事を終えたこともありますが:たまたま日帰りで最終新幹線で九州にお帰りになられましたので結果的には丁度よかったですが(笑))、21日(火)は得難い機会ということになります。私も久しぶりで楽しく美味しい一時したが、締め切りを過ぎた原稿、また週末25日(土)、26日(日)は連続講演(本業)もあり、2次会は失礼し帰路につきました。
http://www.ncc.go.jp/jp/ncce/index.html



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