Report122: 2009.12.31 医学部演奏会指揮(12.26)/仕事納め&「織音会」賛助出演テノール(12.28)




12月26日(土)は新長田ピフレホールで、1978年医学部在学中5年生の時に同級生の高橋 玲先生と創設した「神戸大学医学部クラシック音楽愛好会」の定期演奏会でした。創設4年目1981年フォーレ「ドリー組曲」を指揮させていただいて以来、途中何度かブランクはありましたが、継続して全体演奏の指揮をさせていただいています。選曲も現役メンバーの意向を尊重しながらのスタンスが多かったですが、2007年鴨井君が部長の時にはチャイコフスキー「弦楽セレナーデ」を管弦楽に編曲して指揮、昨年2008年渥美君が部長の時には創設30周年記念ということでエキストラも多く入って頂き、念願のチャイコフスキー「ロミオとジュリエット」を指揮させていただきました。本年はエキストラはあまり入れない方針とのことでしたが弦が減少、管 優位という創設時からのパターンでしたので、弦がアンサンブルで和音を鳴らす要素が少なく管が活躍するロマン派以降の曲で、弦はピアノで補強する方針でのぞみました。現役の提案曲もありましたが、最終的に、私自身の選曲で、不相応の大曲となりましたが、リムスキー・コルサコフ「シェラザード」II,IIIを指揮させていただき、3年続けて私自身の志向が出た選曲となりました。
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12月27日(日)午前は8月30日(日)から通算18回目の芦屋海浜プールでのプライヴェートレッスンでした。クロール、平泳から現在背泳に中心が移っていますが、クロールは長距離を泳ぐため如何に省エネで泳ぐかがポイントになっており1ヶ月ほど前にTotal Immersionのビデオも購入しドリルを参考にしています。前夜は打ち上げで飲酒、車をクリニック近くにおいてきましたので、帰路は徒歩で阪神打出、阪神電車で香櫨園、香櫨園〜阪急夙川まで散歩がてら歩いて向かいました。中学は香櫨園でしたので通学で阪急夙川から徒歩で毎日往復、高校の時に声楽を師事していた神戸オペラ創設者の故 梅田正巳 先生宅は対岸(西)ですが夙川、現在の開業場所決定前にはJRさくら夙川駅南ビルを一旦契約、阪急駅前の「ステーキたけうち」には兵庫医大 福田能啓 先生とよく御一緒、などそれぞれの局面を思い出しながらでした。
http://jpn.coresv.com/tiswim.jp/
http://r.tabelog.com/hyogo/A2803/A280301/28010033/
http://www.aoyama-clinic.com/topics2/img/36-2.jpg
12月28日(月)はクリニック仕事納めでした。午後の大腸内視鏡検査8件までで夜間外来診察はなしとしていましたので、18時過ぎにクリニックを出て出演依頼をいただいていました「織音会」の舞子ヴィラあじさいホールへ向かいました。2号線は渋滞が予想されましたので、第2神明で一旦大蔵谷インターまで行ってから西へ戻るルートで出演ぎりぎりに会場入りできました。残念ながら降板しましたニューオペラシアター神戸「蝶々夫人」ピンカートンのコレペティ練習で痛めていた喉の回復がまだ万全ではありませんでしたので、GP声出し無しにさせて頂き、本番ぶっつけでしたが、テノールソロ 学生王子のセレナーデ(ロンバーグ ピアノ伴奏)、トリの 椿姫 乾杯の歌(ヴェルデイ 編成管弦アンサンブル ソプラノ山田千尋さん)2曲共に最後のB♭は上手く抜けました。喉に炎症が残っていると痩せた声ですがウオームアップなしでも高音は出ることを経験的に知っています。その状態を続けると2003年の様に慢性化することもわかっていますので、12月3日(木)ラ・スイートデイナーコンサートよりは改善してはいますが、完全に戻るまでしばらくゆっくり休めたいと思っています。
http://www.maikovilla.co.jp/
12月29日(火)は終日年賀状準備でした。大学を離れ開業決定前後は状況が極めて流動的で賀状の文面が決まらず(笑)、本年2009年は2008年10月に父が逝去しましたので、気になりながら3年賀状を書いていませんでしたので住所の整理で追われています。既に500通 投函していますが、まだ残りは新年までかかりそうです。ご容赦を。

12月30日(水)は、年度末から二次除菌をしておられた方が29日(服薬6日目)夜から出血性腸炎になられ、最悪は入院も視野にいれながら京都の方ですので近隣の入院施設への紹介状作成送付などでクリニックで対応していました。その後もメールや電話できめ細かくやりとりをさせていただき最終的に腸管安静をご自身でしていただく内容をご指示させていただくことで31日(木)現在乗り切れそうです。頻度は約0.1%(1000回で1回発症)で、クリニックでも開院後1000件除菌を行っていますが、2例目です。30日(水)は帰路16時頃から新神戸ゴールドジムに立ち寄り「泳ぎ納め」でした。背泳の片手廻しは左右共に安定してきましたが両手になると沈みます(笑)。クロールは省エネ2ビートで長距離泳げる様色々試してみました。本日はジムプールも最終日でキッズスクールはなく1レーン独り占めでき1時間ほど泳ぎ続けでした。
http://www.goldsgym.jp/shop/index.html?id=029


Report121: 2009.12.23 クリニック忘年会(12.19)/かつくら,金プラ,シェラザード,千疋屋マンゴープリン




12月第3土曜日は恒例の隣接ビル イタリアン「ミーナ」で忘年会でした。2007年5月に開業させていただいた、その年末から毎年お世話になっています。本年は12月19日(土)午後の大腸内視鏡検査数を8件に減らし18時からクリニックロビーで恒例の撮影、18時30分からお世話になりました。看護スタッフ3名、事務スタッフ2名が抜けていますが、冊子掲載予定があるため本年は初めてユニフォームでの撮影でした。
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岡本、谷口 両名の準備によるBINGOゲームの賞品を含めた移動も、お隣ですのでスムーズ、浅野シェフ渾身のメニューに皆大満足、本年は人数が増え、サーヴからビュフェに形態を変えてお世話になりました。
http://www.kuchikomi-kobe.com/kk000125/
http://kobe.gourmeria.com/italian/mi-na001.htm
12月13日(日)20日(日)は18-20時から神戸文化ホール練習場で、26日(土)に予定しています神戸大学医学部クラシック音楽愛好会演奏会全体演奏の練習(シェラザードII,IIIを指揮させていただきます)でした。11月は土曜日夜19-21時2回でしたが、12月は日程調整が難しく日曜日夜となりましたので、午前芦屋海浜プールでスイミングプライヴェートレッスンの後、クリニックで事務作業し練習に向かいました。
13日(日)は帰路 愚息と西宮ガーデンズで待ち合わせ21時前から 京都三条 名代とんかつ「かつくら」でロースとフィレをシェア、20日(日)はスイミング後昼13時30分頃から新開地「金プラ」でポークカツを賞味しました。複数店舗展開となっている「かつくら」の徹底的にマニュアル化された老舗の味も勿論素晴らしいものでしたが、あくまで一店のみにこだわり拡張展開せず今でも店主自らから現場で揚げている「金プラ」の揚げたては、さらに味わい深いものでした。5月の連休に愚息とおうかがいして以来でしたが、思わぬ所で、クリニック法人化後の展開の選択肢にも通じると思いながら賞味させていただきました。
http://www.fukunaga-tf.com/katsukura/shop/index.html
http://nishinomiya-gardens.com/floormap4.html
http://r.tabelog.com/hyogo/A2801/A280109/28000392/
http://gourmet.yahoo.co.jp/0002390243/M0028000761/
http://www.aoyama-clinic.com/topics2/img/22-3.jpg
22日(火)は千疋屋マンゴープリンを初めて賞味させていただきました。
http://www.sembikiya.co.jp/



Report120: 2009.12.17 大腸ESD切除1例・胃ESD切除2例(12.17)/神戸市中央区医師会総会(12.12)




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で入院が必要な内視鏡治療の機会をいただいています。12月17日(木)第1例はクリニックで診断させていただいた大腸腫瘍の方の内視鏡切除でした。多発憩室を伴う上行結腸の30mm大Is病変で、著明な蠕動亢進したIBSパターンが背景にあり、病変の肛門側端が憩室に2mmと近く、盲目的なスネアは憩室を巻き込む可能性がありESD切除目的でしたが、本日は条件がよく十分直視しながらスネアをかけられましたので、そのままEMR切除としました。翻転憩室内腺腫を含めて、計3カ所切除しましたが約20分で終了出来ました。
第2例は西宮Hの症例でSDJに口側がかかる35mm大LST-G病変でした。細く屈曲し過長、かつ腸間膜の固定がゆるいS状結腸、かつ、蠕動亢進したIBSパターンで非常にスコープ保持が難しく、少しスコープを動かすだけで大きく状況が変化し、その都度、スコープを組み立てなおし良い条件を作り直す必要がありました。周囲粘膜切開も非常に難渋しましたが、剥離はSTフード+HOOKナイフでも筋層が正面視となり難渋、スネアを併用しましたが、幸い上手く完遂で来ました。

12時前に西宮を発つことができましたのでクリニックに途中たちより、13時30分に神戸市北区の松田病院に向けて再出発、14時からESD開始できました。第1例は40mm大とやや大きい目でしたが、前庭部前壁主体で容易な部位でしたので25分で完遂できました。第2例は小さな腺腫でしたので、主治医の佐古先生に始めから主導して頂き、一部サポートさせて頂くだけで完遂でした。

年末最終診療日は12月28日(月)ですが午後の予約大腸内視鏡検査までで夜間外来診察はありません。年始は1月4日(月)からですが、午前 胃内視鏡、外来診察、午後大腸内視鏡、夜間外来診察も通常通りです。12月29日(火)〜1月3日(日)は勝手を申しますが休診とさせていただきます。本年の皆様のご支援、ご指導に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。暖かい励ましの下記 他の口コミ投稿も心の糧にして来年もスタッフ一同努力する所存です。
Yahoo!ヘルスケア 現在 9件
http://health.yahoo.co.jp/hospital/reviewlist.html?hospitalNo=987503
Q Life 現在 98件
http://www.qlife.jp/hospital_detail_987503_1

Report119: 2009.12.06 ためしてガッテン収録(12.05)/難病講演&相談会(12.06)




12月5日(土)は、17時から、2010年1月27日(水)放映予定のためしてガッテンの収録でした。当日の診療予定も既に予約がフルの状態でしたが、当初オペラの練習予定で17時までに終わる予定でとめており、まだ早い目に終了出来ましたのでその後にスケジュールを組んでいただきました。
朝一番で胃内視鏡4件、10時30分から外来診察、12時30分から大腸内視鏡9件を施行しました(うち上部、下部同時が2件)。順調に経過していましたが50歳代でCF初回の患者さまが1−2cm大腺腫が多発していました。10カ所程度であれば総検査時間30分前後で切除可能ですが、この患者さまの腸は、過長かつ腸間膜の固定がゆるいスコープ操作性が悪い条件、かつ大きな腺腫が肝彎曲部襞間に集中して4ヶ存在したため時間を要し、それらを切除+クリップ縫合し終えた45分経過時で、残る肛門側1cm大複数病変は、残念ながら半年後とさせていただきました。その結果、17時まで4時間半で9件の予定が、遅れ、私が手が空いたのが17時30分でしたので、まず、17時から1995年震災当時の内視鏡室 中村芙佐子 師長のインタビューを先行していただきました。

その後は、当時を回想するシーンとして実際の内視鏡検査撮影および外来診察撮影をクリニックスタッフの協力のもと順調に無事終了しクリニックスタッフは解放。最後に、私自身のインタビューでした。潰瘍の4つの原因として酸、ストレス、NSAIDsそして1982年に登場したピロリですが、ピロリ除菌により潰瘍再発が阻止されることが判明し酸はピロリに包括、そして、この震災時の研究で、これだけ甚大なストレス下でもピロリ陽性者が選択されて潰瘍が発症したことから、ストレスもピロリに包括、一方、非常に頻度は少ないですが、ピロリ陰性潰瘍を集計するとその多数はNSAIDs使用者であり潰瘍の原因は、ピロリとNSAIDs(他の薬剤を含む)の2つに集約されること、ピロリ陰性時代の21世紀、ピロリが生来陰性の方、除菌治療を終えた方にとっては、NSAIDsを中心とした薬剤性潰瘍が潰瘍の唯一の主要な原因と位置づけられることをインタビューでお話させていただきました。

今まで、色々な機会をいただき、VTR収録は2回、ラジオ出演は収録2回、生出演2回、経験していますが、今回は、一般の方が真実を正しく理解していただける様、いろいろな強調レベルのバージョンを収録し2時間に亘りました。震災当時の資料については大学のスタッフや中村芙佐子さまに、また通常勤務時間後になりましたがクリニックスタッフの協力のもと、なんとかご要望に応える事ができほっとしています。大腸内視鏡検査終了後に患者さまにお出ししている【午後の紅茶】と、若干のお菓子で歓談後、クリニックを後にされました。翌日は、当時実際潰瘍で吐血された方へのインタビュー、その後、大分大学の藤岡先生、村上先生のところへ廻られるとのことでしたが、丁度ルミナリエが12月3日から始まり神戸のホテルは満室のため、大阪に宿泊されるとのことでした。お疲れさまでした。

翌日12月6日(日)は、午前が8月30日(日)ら毎週日曜日午前におうかがいしている芦屋海浜プール15回目のプライベートレッスンでした。平泳ぎに慣れるに従い首の痛みも消失しほっとしていますが、前回から平泳ぎに加えて背泳を開始しています。同日13時から神戸市難病連主催の 難病相談会での講演&相談があり15分短縮、11時15-45分のレッスンとして頂き、阪神西宮駅前に駐車し久しぶりに阪神電車を利用して三宮へ向かいました。今回は、初めて、クリニックの該当患者さま200名にご案内を差し上げたこともあり、多数がご参加され、また外科手術になられた方のお顔を拝見出来たり、貴重な機会となりました。ペンタサに続きアサコールが使用可能になりますが、さらに続いて、2つのメサラジン製剤、計4つのメサラジン剤がここ数年でよくやく日本でも使用出来ることになると思われます(サラゾピリンをいれると5つの5-ASA製剤)。潰瘍性大腸炎、クローン共に5-ASA製剤で制御出来る方が全体の70%ですが、さらにこれらを使い分けながら、副作用のあるステロイド、免疫調整剤を如何に避けることができるかが重要になってくると思われます。

Report118: 2009.12.03 Holy Opera Night ホテル・ラ・スイート神戸ハーバーランド コンサート




(近況報告117から続く)2009年12月3日夜は、私自身が企画、演奏のデイナーコンサートでした。健康トーク、クリスマスデイナー、コンサートはメインゲストにソプラノ高山景子さまをお迎えしているとはいえ16000円頂戴しますので、体調を万全にと、午前の西宮市立中央病院ESDまでで、午後からはスケジュールを空けていました。2週間前に急遽、午後 県立こども病院のERCP依頼があり年内の他のスケジュールは調整できなかったためお受けしましたが、首尾よく終了させていただけました。ホテル・ラ・スイートには15時に入ることができましたので、16時40分からの第1部 健康トークの打ち合わせ、17時からの第2部演奏のGPに備えて、少しの時間でしたが体を休息できました。

Report117: 2009.12.03 頭部MRI+MRA(11.28)/胃ESD切除1例/小児ERCP(12.03)




11月に入り後頚部痛を認め若干血圧が高かったため降圧剤を開始したのですが痛みは治りませんでした。母が動脈瘤破裂によるくも膜下出血で急逝しましたので、11月28日(土)に頭部MRを初めて受けました。専門外のため、自分で読影しても、血管の屈曲部が動脈瘤にみえたりして不安でしたが、最終的に血管系の異常はなく、8月末からのスイミングでクロールが一段落し、平泳ぎを10月末から開始したためと結論づけました(笑)。12月に入り、平泳ぎも慣れて来たためか痛みもほぼ消失しています。

第1,3,5木曜日午前中は西宮市立中央病院で内視鏡治療の機会をいただいています。12月3日(木)は西宮Hの胃癌症例でした。前庭部大彎で容易な部位で大きさも小さく、主治医の 林 典子 先生 主導で短時間に完遂できました。クリニック症例の入院が必要なCFの方を施行させていただいても11時過ぎには終了しました。近況報告118掲載の様に、夜は、私自身企画の ホテル・ラ・スイート神戸ハーバーランドでのデイナーコンサートがあり、食事付きとはいえ16000円と高価で、自らテノールとして演奏しますので、万全の体制で臨むべく、午後の予定は入れていなかったのですが、急遽、県立こども病院からERCPの依頼があり、フリーの木曜日午後は1月までESDの予定が埋まっていたため、廻らせて頂きました。

Report116: 2009.11.19 大腸ESD切除2例(午前西宮LST-NG、午後明石LST-G)/IBD講演ご案内




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で入院治療が必要な内視鏡治療の機会をいただいています。11月19日は近医でEMR切除を施行されましたが遺残のため西宮Hへご紹介があった下行結腸(ほぼ脾彎曲部)LST-NG病変のESD切除でした。非常に呼吸移動の大きい部位ですのでアタッチメントで押さえながら呼吸に合わせてアプローチする必要がありましたが、まず反転操作で口側を切開トリミング+剥離、その後、順方向で切開トリミングし、重力を見極めながら体位変換を駆使し剥離を継続しました。EMR後瘢痕を伴っており、瘢痕Aはうまく剥離できましたが瘢痕Bは切除時穿孔を認めましたが直ちにクリップ縫合しリーク無く終了できました。

午後は初めて明石医療センターにおうかがいしました。西宮でESD後に入院施行をご希望された患者さまのCFが予想に反し非常に難渋、171号線が工事渋滞、JR西明石駅の様子がわからず、とりあえず東口で降りたためタクシーがなく西口まで徒歩で移動など結局昼食抜きで14時の予定に若干遅れて到着。S状結腸遠位の、約8cm大、前後巾も2襞以上にまたがる大きなLST-Gでした。可動性があるS状結腸、横行結腸では、大きな病変は、病変自体の重力で、体位に関わらず最深部に病変が移動し、うまくトラクションがかからない傾向があり、本病変も難渋し約半分剥離の段階で3時間経過したため順方向、反転を駆使しながらEPMRで終了しました。
http://www.amc1.jp/index.html
11月17日(火)は急遽、京都府立医科大学消化器内科 吉川敏一教授と神戸メリケンパークオリエンタルホテルで会食させていただきました。吉川先生は、神戸大学第2内科で大変お世話になりました土井邦紘 先生の義弟にあたられ前職時代 学会の色々な局面で御高配いただきましたが、久しぶりにお話させていただきました。
http://www.kobe-orientalhotel.co.jp/index.php

Report115: 2009.11.11 臨床座談会/12月3日演奏ご案内




11月11日は水曜日でしたが、夜間診療終了後20時からハーバーランドニューオータニで臨床座談会に参加させていただきました。大阪大学第2内科から川崎病院副院長として赴任された 中村 正 先生、神戸大学第1内科から神戸学院大学栄養学部教授となられた藤岡由夫 先生という、動脈硬化、 高脂血症、メタボリック症候群がご専門のお二人に入らせていただき、主としてライフスタイルの欧米化を接点に、ピロリ陰性時代における逆流性食道炎、過敏性腸症候群(IBS)の増加についてお話させていただきました。終了後は、北野坂「縁一」で歓談させていただきました。中村先生は同学年、藤岡先生は後輩で高等学校の同窓です。
http://www.newotani.co.jp/kobe/
http://www.enichi.jp/shop/index.htm

来る12月3日(木)昨年夏の「ルミナス神戸船上コンサート」に続く「カンターレマンジャーレ企画」第2弾を女性と健康社 福岡真理子さまと企画させていただきました。 ハーバーランドに出来ました全室スイートのホテル・ラ・スイートで、シェフ渾身のクリスマスビュフェデイナーの後、ソプラノ高山景子さま、ピアノ長谷川千彰さまをお迎えし、同志社女子大学薬学部教授にご栄進されました神戸大学医学部同級生 ヴァイオリン高橋 玲 先生とともに演奏をお送りする予定ですが、マスコミでもご活躍の神戸東洋医療学院 講師 邵 輝 先生との健康トーク、ホテルの内覧なども計画しております。年末のご多忙の折ですが、お時間が許しましたらご来場いただけますようお願い申し上げます。
●カンターレ・マンジャーレシリーズ第2弾
【La Suite で楽しむ「美・食・音楽」のクリスマス】
Holy OPERA Night:プレミアム・ノエル・デイナー&オペラテイック・コンサート
日 時:2009年12月3日(木)19時から21時30分(受付18時30分から)
場 所:ホテル・ラ・スイート神戸ハーバーランド
    http://www.l-s.jp/
    プレトーク・デイナーパーティ 3階宴会場フローラ
    コンサート          3階宴会場プレジール
料 金:16000円
主 催:ホテル・ラ・スイート神戸ハーバーランド
協 賛:青山内科クリニック
企画協力:女性と健康社 福岡真理子  カンターレ・マンジャーレシリーズ第2弾 実行委員会
申込先:女性と健康社 TEL 078-705-1216 FAX 078-708-6157
<joken@tempo.ocn.ne.jp>
内 容:進行役 池田奈月(フリーアナウンサー)
http://ochadouzo.seesaa.net/
☆19時 プレトーク:マスコミでもご活躍の神戸東洋医療学院 講師 邵 輝 先生がナビゲートする健康トーク
http://www.rakuten.ne.jp/gold/asuka-jhac/tanpopo/shawkea.htm
☆19時30分 デイナー:邵 輝 先生 鎌田総料理長コラボによるクリスマス特別メニュー
☆20時45分 コンサート:ソプラノ高山景子、ピアノ長谷川千彰、ヴァイオリン高橋 玲、テノール青山伸郎
シオンの娘よ、大いに喜べ ヘンデル 作曲「メサイヤ」
アヴェマリア       マスカーニ作曲
セレナーデ        ロンバーグ作曲「学生王子」
私のお父様        プッチーニ作曲「ジャンニ・スキッキ」
乾杯の歌         ヴェルディ作曲「椿姫」
ワルツ          レハール 作曲「メリー・ウイドウ」 他
●邵 輝 
北京中医薬科大学 医学部卒業、北里大学 医学部小児科、近畿大学 東洋医学研究所 研究員。大阪大学大学院 医学研究科ウィルス免疫入学(大阪大学微生物研究所)北京通県中医院 内科。シェリングプラウ(株)滋賀研究所を経て神戸東洋医療学院 講師
●高山景子(ソプラノ)
大阪音楽大学卒業、京都市立芸術大学大学院修了。2002年よりドイツ政府留学生(DAAD)としてベルリン芸術大学に入学。卒業時には満場一致の最高得点を獲得する。帰国後2007年12月に佐渡 裕プロデユースオペラ「ヘンゼルとグレーテル」に眠りの精で出演。2008年3月帰国リサイタルを開催。第9回友愛ドイツリートコンクール入選、2006年リヒャルトシュトラウスコンクール(ドイツ)ファイナリスト、第10回松方ホール音楽賞(リート部門)大賞。加藤恵美子、山本正三、三井ツヤ子、カウフマン各氏に師事。神戸混声合唱団団員。加古川音楽家協会会員。
●長谷川千彰(ピアノ)
神戸女学院大学音楽学部音楽学科ピアノ専攻卒業。同大学オータムコンサート、新人演奏会、姫路新人演奏会、加古川中央ライオンズクラブ主催第21回期待される地元演奏家の集い 他 多数出演。2008年延原武春 指揮 テレマン室内合奏団とモーツアルトピアノ協奏曲26番(戴冠式)を共演。中村美生子、奥村智美 各氏に師事。加古川音楽家協会会員。
●高橋 玲(ヴァイオリン)
同志社女子大学薬学部医療薬学科(病理担当)教授。病理・細胞診専門医。神戸大学医学部卒業後、同病理学教室、米国ベイラー医科大学バイオテクノロジーセンター助教授、京都大学医学部医学科准教授を経て2009年4月より現職。癌の基礎研究と医学英語教育に専念。4歳より父 國臣からヴァイオリン教育を受け、才能教育研究会にて笹原久子氏に師事。10歳で同研究科修了・優秀賞受賞。同志社女子大学教授 鷲淵部子氏に師事。
●青山伸郎(テノール)
神戸大学医学部卒業。同消化器内科准教授・内視鏡部長を経て2007年5月青山内科クリニック(胃大腸内視鏡/IBD)開設。専門は内視鏡、ピロリ、炎症性腸疾患。声楽を故 梅田正巳、Bペラガッテイ、山本裕之、指揮を宇宿允人、和声学を中村茂隆、各氏に師事。テノール・指揮・編曲で本業の傍ら活動を継続している。声楽では関西フィルとオペラアリアを競演、ウエステイン淡路、京都/大阪全日空などでのデイナーコンサートなど幅広く活動。第4回、5回日本演奏家コンクール全国本選入選、第12回日本クラシック音楽コンクール大阪本選好演賞。指揮では1977年プッチーニ「グロリア・ミサ」を本邦部分初演後、モーツアルト「ピアノ協奏曲24番」、チャイコフスキー「ロミオとジュリエット」など多数指揮。2002年にはニューオペラシアター神戸で「サウンド・オブ・ミュージック」を編曲/指揮。


Report114: 2009.11.05 胃ESD切除2例,大腸ESD切除1例/長崎ちゃんぽん




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で内視鏡治療の機会をいただいています。本日は西宮Hの症例で紹介元でのEMR後再発例でした。ESD切除は容易な部位ですが、ESD後再発に比してEMR後再発の瘢痕繊維化は相対的に軽度で通常の操作のみで通過出来ることが多いですが本症例の瘢痕は強く、中央繊維化の根本部分(D)はIT2では切除出来ず、近接アプローチ保持が困難でしたので、まずHOOK変更しましたが幸い対処できました。

午後は、先週に続いて佐野病院へおうかがいしました。胃、大腸、各1例づつのESDでしたが、両者ともクリニックで診断させていただいた症例でした。1例目胃癌は容易な部位であり短時間で終了。2例目大腸もRbで反転も容易な部位ですので、まず反転で口側を切開+剥離トリミング後、順方向/反転+体位変換を駆使しながら切除しましたがIs部分に流入する血管が散在していました。幸い太径血管はなくソフト凝固で対処可能でしたが、本症例を二廻り大きくした本年2月5日に施行させて頂いた例(Is隆起が2cm IIaが5cm 近況報告68参照)では太径血管に難渋しました。Is+IIa形態は血管に留意する必要があると考えます。
http://www.aoyama-clinic.com/topics2/img/5-2.jpg

西宮は強い瘢痕に難渋しましたが1例でしたので11時30分には病院を発つ事ができましたので、徒歩で門戸厄神駅から阪急電車で移動し佐野病院への途上クリニックに立ち寄りましたが、近隣の「龍ちゃん」で“ちゃんぽん”を賞味しました。8名がけテーブル3つ+カウンターで、シェフ+フロア女性2名で、てきぱきと仕切ってくれます。ちゃんぽん、皿うどんの「長崎もの」を売りにしていますが、いわゆる「日本仕様中華/和風定食」のメニューはおおよそ揃っています。スープ熱々が嬉しく時々立ち寄っています。
http://www.hyogonet.com/ramen/kobe/chuo/kobest.html

Report113: 2009.10.29 胃ESD切除2例,小腸ESD切除1例/クリニック・ロビー/神戸新聞「奥さま手帳」掲載




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で内視鏡治療の機会をいただいています。本日は2例の胃ESDでした。第1例目はクリニックで診断した胃体下部小彎IIa病変でした。スコープを引いて近接すると病変正面視になり、スコープを押すと抜けて遠くなる部位であり、通常仕様スコープ1本使用の場合は、脱気近接して角度調整、特に前壁側は視野左(前壁)から右(後壁)の「前払い」が必要になり慣れないと苦労する部位です。肛門側を辛抱強く剥離すると口側へ展開しますが本例はサイズが小さく容易でした。第2例目は前庭部後壁50mm大ESD切除でごく一部断端陽性で該当部位を追加EMRし病変陰性を確認した症例の局所再発でした。
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初回の病変が大きかったため前庭部で狭窄し肛門側が正面視できない悪条件でした。幽門輪との間が3cmほどで反転スペースはなく球部反転からのアプローチを試みましたが不可能であり、肛門側の十分な局所注射により肛門側をアプローチしましたが、最後壁の瘢痕が非常に強く難渋しました。クリニックから、市場、菅野NsがESDの見学に同行し1例目を勉強させていただきました。
2例目に時間を要し西宮市立中央病院を発ちましたのが12時50分になりタクシーでJR西宮へ向かいJR垂水着が13時43分、東口の吉野家で牛丼を食べて、佐野病院着が14時10分でした。佐野病院では、クリニック診断例の、回腸内から盲腸にまたがる広範なLSTG腫瘍でした。
2008年8月にも同様の病変のESD切除の機会がありましたが、
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今回は前回に比して、回腸内病変は小さかったですが盲腸、特に後壁への進展が大きく非常に難渋しました。内科 豊田昌徳 先生とともに少しづつ処理しながら、最終的に、約240 分所要、19時終了でした。

現在IBDおよび関連疾患は潰瘍性大腸炎(UC)約200名、クローン病(CD)約40名、ベーチェット(BD)5名、CronkhiteCanada(CC)1名おられます。ステロイド、免疫調節剤(アザチオプリン/6MP)、ATM、レミケードはもちろん、血球除去療法、ステロイド離脱のための中域トラフ値のタクロリムス使用も外来で行っていますが、病勢制御のための内科入院、手術目的外科入院、内視鏡治療入院、検査入院と外来では対応困難な際の入院施設のネットワークは阪神間はもとよりご紹介のあったエリアを含めて広範にお世話になっています。関西エリア以外に転居されました方々に対しましてもご前職時代のつながりから全国専門施設への直接のご紹介が可能ですが、病状の変化から入院が必要になった方々につきましては具体的には下記の施設で今までお世話になっており、この場をお借りして御礼申し上げます
●UC緩解導入13名/CD狭窄1名=内科入院
神戸赤十字病院UC4/CD1、神戸海星病院UC2、六甲アイランド病院UC1、神戸市立西市民病院UC1、新日鐵広畑病院UC1、赤穂中央病院UC1、神戸大学病院CD1、大阪市立大学病院(森本病院)UC1、倉敷中央病院UC1
●外科手術3名
兵庫医科大学 UCのColitic Cancer2, CD狭窄1
●内視鏡治療目的=大腸ESD2名
西宮市立中央病院UC1、佐野病院CC1(ESDはクリニック休診日に直接施行させていただきました)
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●小腸透視目的2名
佐野病院CD除外1、兵庫医科大学CD除外1(外来施行)
ロビーの胡蝶蘭は7年前発症UC、初回ステロイドで緩解導入、ステロイド依存性のためアザチオプリンでステロイド離脱成功、その後、ペンタサをベースにアザチオプリンも一旦中止、再燃時にアザチオプリン間歇投与で制御できていた方ですが、今回再燃が強く入院施設でお世話になった患者さまからお贈りいただきました。クリニックの2回目のチェックでCMV合併が判明しガンシクロビル投与を加味し現在好転されています。

神戸新聞別冊「奥さま手帳」2009年11月号 特集「腸を知る」で大腸のお話を掲載させていただく機会をいただきました。女性のガン死亡率1位である大腸がんの内視鏡治療、外科手術治療は勿論ですが、最近テレビのコマーシャルでもよく目にしますIBS(過敏性腸症候群)をお判りいただけるよう詳細に述べさせていただいていますのでご参照ください。ミントクラブに入会(無料)しますとウエブ上でPDF閲覧が可能です(11月号はまだアップされていませんが)。
http://club.kobe-np.co.jp/mint/okusama/




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