Report174: 2010.12.28 広島大学交響楽団定期演奏会(12.25)/クリニック御用納め:内視鏡1万件超(12.28)




12月28日をもって2010年も大禍なく終了しました。皆様のご支援、ご尽力に厚く御礼申し上げます。2009年3月の内視鏡増枠で、ほぼ一人でできる限界の検査数になったと思っていますが、それでも、2010年内視鏡検査数は若干増加し、開院後の検査総数は1万件を超えることができました。
12月25日は愚息の所属しているオケの定期演奏会で広島まで向かいました。

クリニックでの上部内視鏡で重要視していることの一つは、その方の胃が、ピロリ陽性なのかピロリ生来の陰性なのかの厳密な判定、そして、ピロリ陽性で除菌しているのなら維持ができているのか、であり徹底しています。残念ながらピロリの診断治療の保険適応は、従来の胃潰瘍、十二指腸潰瘍に加えて本年、ITP、マルトリンパ腫、内視鏡胃癌治療後が追加はされましたが、内視鏡検査時に遭遇するそれら疾病に該当しない萎縮性胃炎が圧倒的に多く、潰瘍の内視鏡診断は活動期、瘢痕ともにピロリ陽性慢性潰瘍に該当するもののみにきちっと限定していますのでピロリ陽性例を見過さないスタンスで臨むためには、混合診療に抵触しないよう自由診療を行う必要があります。
混合診療:一連の診療行為において、保険が効く診療行為は保険で、保険が効かない診療行為は自費で治療することをいいます。つまり、同一疾病あるいは密接に関連する疾患の診療において保険診療と自由診療を併用すること
以上と定義されています。
保険診療と自由診療の診療録を分けることは大前提ですが、「同一疾病あるいは関連する疾患の診療」に該当する保険診療と自由診療を同日に併用することは避けるスタンスで臨んでいます。「同一疾病あるいは関連する疾患の診療」に該当するかどうかに関しては、色々な意見がありますが、上部内視鏡検査とピロリ診断治療、とは該当するという判断が妥当と考えています。したがって一般的に行われていることが多い上部内視鏡検査時にRUT(迅速ウレアーゼ試験)を併用しその分だけ自費請求することは避け、かといって、上部内視鏡検査所見でピロリ陽性が疑われる場合は、(除菌後や判定困難例を除いて)あらためて後日来院の上、上部内視鏡検査を用いないで行うUBT(尿素呼気試験)で診断する形もできれば避ける事でクリニック負担でRUT施行し費用軽減をはかっています。一方、上部内視鏡検査時にピロリ陰性が示唆される場合も、その確定は極めて重要ですが、30-40歳では非常に微妙な内視鏡判定の場合もあり、陰性確認は抗体併用が重要と考えていますが、上部内視鏡検査時にピロリ抗体を併用する事は上記理由で混合診療に該当するとの判断で、ピロリ抗体はクリニック負担で対応しています。
一方、大腸内視鏡検査時のピロリ診断治療は「同一疾病あるいは関連する疾患の診療」に抵触しないとの判断で、診療録を分けて同日再受診としてピロリ抗体やUBTを施行しています。但し、ピロリ診断治療と逆流性食道炎治療とは「同一疾病あるいは関連する疾患の診療」に該当するとの判断で同日のPPI保険治療は避けています(症状がひどい場合はPPI数日分クリニック負担)。

Report173: 2010.12.22 クリニック忘年会:ビストロ近藤亭




2010年12月22日は水曜日ですが、夜間外来診察を休診にさせていただきクリニックの忘年会とさせていただきました。忘年会は恒例のビンゴの賞品の運搬もあり、開院後は、隣ビルのイタリアンミーナでお世話になっておりましたが、人数capacityを超え、本年は初めて北野坂の「ビストロ来近藤亭」でお世話になりました。
ビストロ近藤亭は元町、北野坂の2店がありますが、北野坂店のみ3回目でした。初めておうかがいしたのは2004年、新須磨病院 澤田院長に、同院でホールが落慶されたのを機に演奏の機会をいただいた際でしたが、高級素材は使用せず非常にリーズナブルですが、各皿に、調理、味にメリハリがあり、かつボリューミーで非常に好印象でした。
本日の幹事は、看護スタッフから佐野、事務スタッフから塩澤 両名が担当してくれましたが、事前下見(追加で数名:笑)を経て料理もオーナーと何度もやり取りの上、楽しい一時となりました。医療スタッフだけでなく、平素お世話になっています出入りの業者の方々にもご多忙のところご参加いただき、本年のご尽力に感謝申し上げましたが、私も2度目のドンペリを急遽オーダーすることになり思わず記念写真、その後は恒例のビンゴで終了となりました。

Report172: 2010.12.19 EMR・ERCP(12.16)/神戸大学医学部演奏会指揮(12.18)/X’mas Concertテノール(12.19)




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で入院が必要な内視鏡治療の機会をいただいています。本日1例目はクリニックで診断させていただいた十二指腸腺腫の切除でした。SDA屈曲部の病変でしたがESD対応で準備していましたが、丁度正面視可能でそのままEMR切除で終了出来ました。
12月18,19日は久しぶりに音楽の2日間でした。
18日(土)は1977年神戸大学医学部同級生 高橋 玲 先生と創設した神戸大学医学部クラシック音楽愛好会の定期演奏会でした。途中休止時期もありましたが、演奏会最後の全体演奏で指揮をさせていただく機会をいただいており本年はチャイコフスキー交響曲第5番2楽章でした。本年もできるだけ現有メンバー中心にしてエキストラは極力抑える方針であったこと、またピアノの部員が全体合奏に参加できる形を毎年模索している経緯から、部長の平林君が、ピアノ4手の編曲版楽譜をうまく探してくれ、ピアノのメンバーが参加できたことは有意義でした。
19日(日)は女性と健康社 福岡真理子さまと私企画の、カンターレマンジャーレシリーズ第3弾、昨年クリスマスに続いて、ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドでチャペルコンサートでした。本年は日曜日昼でしたので、ランチ+演奏でしたが、クリニック来院の音楽に造詣の深い方々および医療関係者を中心に高いリピーター率でオープン後2週間でSold outでした。直前の週も本業で非常に多忙でしたので、体調管理は非常にストレスでしたが、共演者の皆様のご尽力のもと、大好評で終了できました。

〜ラ・スイートで楽しむ「極上のクリスマス」〜
プレミアムトーク&ホーリー・チャペルコンサート(クリスマス特製ランチ付)
http://www.l-s.jp/event/detail.php?id=49
http://www.l-s.jp/_ul/event/49/event_pdf_49.pdf
http://www.l-s.jp/
●日 時:2010年12月19日(日)
    11時30分 受付
    12時〜13時45分 プレミアムトーク&ランチ(宴会場フローラ)
             胃腸病の最新の話題 青山伸郎
    14時〜15時    チャペルコンサート
             カンターレ・マンジャーレ企画第3弾
             Producer 青山伸郎
●料 金 :14000円(プレミアムトーク&ランチ&コンサートを含む)
      LA SUITE レデイーズサロン会員様は13000円
●定 員 :50名
●演 奏 :高山景子(ソプラノ)青山伸郎(テノール)
      高橋 玲(ヴァイオリン)長谷川千彰(ピアノ)
モーツァルト:アレルヤ「踊れ、喜べ、幸いな魂よ」より
      グノー:アヴェマリア
      ビクシオ:マリウ愛の言葉を、タリアフェッリ:情熱
      ヴェルディ:乾杯の歌「椿姫」、レハール:ワルツ「メリーウイドウ」より
      他

●ご案内 :池田奈月(フリーアナウンサー)
http://ochadouzo.seesaa.net/
●主 催 :ホテル・ラ・スイート神戸ハーバーランド
●協 賛 :医療法人社団 青山内科クリニック
●協 力 :カンターレ・マンジャーレ シリーズ第3弾 実行委員会
●企画構成:女性と健康社 福岡真理子

Report171: 2010.12.09 誕生日:経鼻内視鏡, IBS講演, 胃癌ESD1件, X'mas concert練習(12.09)/Birthdayケーキ(12.08)




第2.4木曜日午前は、元町駅前 京都工場保健会神戸健診センターで経鼻内視鏡をさせていただいています。12月9日(木)午前 は通常通り元町で経鼻内視鏡でした。第2,4木曜日午後は通常は三木服部病院ですが、9日は、13時30分から神戸市婦人会館で、兵庫県医師会からご推挙いただき、県立学校養護教諭研究会神戸支部で講演させていただきました。ご希望は、過敏性腸症候群ということでした。IBD、ピロリ、大腸、内視鏡は継続的に講演させていただく機会があるのですが、過敏性腸症候群は、2004年が最終講演でしたので、今回は内容を刷新しお話させていただきました。

夜は大腸病態研究会が大阪であったのですが、12月19日(日)に予定していますクリスマスコンサートの練習日程調整が、 12月9日しかあわず17時30分から新長田で予定していました。そこに三菱神戸病院から胃癌ESDのご依頼をいただき、容易な前庭部病変であり、12月のESD予定はすべて埋まっていましたので、15時講演終了後の時間に施行させていただくことになりおうかがいしました。UL+IIc胃癌でしたので、ある程度の瘢痕は覚悟していましたが、加えて易出血性で止血に時間を要しましたが(Water jetも使用出来ず)無事完遂できました。

17時30分からは、私自身の企画である、12月19日(日)ホテルラ・スイート神戸ハーバーランドで予定していますランチ+チャペルコンサートの練習でした。ソプラノ高山景子さま、ピアノ長谷川千彰さま、18時30分からヴァイオリン高橋 玲 先生が合流され、19時30分まで久しぶりの音楽でした。皆様のご支援でクリニックが盛業でなかなか時間調整ができないこと、テノールとしては年齢的に演奏の限界を感じていますが=いるからこそ=演奏活動については、妥協しない納得できる内容の催しに絞って出演、と考えています。
その中の要素としては、アクスティックなクラシック音楽の場合、ある程度の音量を実感できることは、感動を得られる重要な要素と考えられますので、会場の大きさ、音響は非常に重要です。ホテルの宴会場の音響はデッドですので電気増幅が必要になる事が多いですが、チャペルの音響は非常によい状態ですので、演奏、特に声楽は無理なく演奏できると思います。張りのある高音は勿論重要ですが、コントロールされた弱音がすみずみまで響き渡ることは、劣らず感動的です。次に重要なことは、会場自体の環境です。ホテルの「非日常」豪華な中にも品がある荘厳なたたずまいは、足を踏み入れるだけでわくわくするでしょう。そして最後に重要なことは、お客様の体調です。欧米の演奏会の様に、食事をとってから聞きに行ける夜遅くから開演が少なく、仕事帰りにぎりぎりで駆け込むことになる日本の環境では、落ち着いて演奏を聞く体制は難しい事も多いかと思われます。

飲食をしながら音楽を楽しむスタイルは神戸ではピアジュリアン、東京でもオペラ トナカイ など営業ベースのもの。また、個人でのサロン演奏開催も根づいていますが、その中でホテルでシェフ渾身の食事をいただき、演奏させていただく機会は、得難いものであり企画の「女性と健康社」福岡真理子さまには感謝申し上げる次第です。
http://www.self-treatment.jp/
http://pia-julien.com/
http://www.opera.co.jp/


Report170: 2010.12.04 神戸市中央区医師会医政研究委員会trattoria Coccinella(12.04)/パーカーご夫妻来訪(11.30)




2010年12月4日(土)は神戸市中央区医師会医政研究委員会の忘年会でtrattoria Coccinellaへおうかがいしました。2度目でしたが、素材を生かした繊細な味わいでした。
http://www.trattoria-coccinella.jp/
診療日の土曜日で診療自体が19時を越える事も多いのですが、当日は午後からはTotal CF9件、潰瘍性大腸炎Sまでチェック3件、GIF3件(1名CFと同時)、レミケード1件でしたが、幸い順調に経過、余裕で19時開宴に間に合いました。隣席の鈴木高昭 委員長は、車の造詣が深く、欧州車の安全性の考え方の推移など、色々ご教示いただき参考になりました。現在、1992年もの18年21万キロ経過ですが、順調であり、その世代の安全性の高さからも乗れる所まで乗る意を強くしました。
http://www.aoyama-clinic.com/topics3/img/44-2.jpg
また、同席させていただいたおおかど循環器クリニック 大加戸彰彦 先生、小川クリニック 小川達司 先生、山根クリニック 山根光量 先生とは、自由診療の取扱いに関して意見交換をさせていただき大変参考になりました。特にピロリ関係はガイドラインで高く推奨していることが保険でカバーされていず、その乖離から患者さまに十分な対応ができていないことが憂慮されており、混合診療には抵触しないことは前提ですが、できるだけ患者さまの時間的ご負担が少なくなることを検討中です。
http://www.ohkado-heart-clinic.com/
http://www.ogawa-clinic.com/
http://www.yamane-clinic.com/index.html
http://www.senmon-i.com/detail/2802162.html
2010年11月30日はネイチャーフォトカメラマンのパーカーご夫妻が、ホームページからコンタクトいただき、ご出身が兵庫で縁戚の方がクリニックの患者さまであることが判明、米国から一時帰国されたのを機にクリニックに来訪されました。早速作品のアルバムをクリニックロビーに置かせていただいていますが、その中からご自身の作品を患者さまにプレゼントいただけることになりご持参いただいています(クリニックのネーム入りの心遣いをいただきました)。
http://www.miyokophotography.com/

Report169: 2010.12.02 胃ESD2, 大腸ESD1病変:表層拡大胃癌ESD一覧




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で入院が必要な内視鏡治療の機会をいただいています。第1 例は前庭部後壁IIc胃癌で大きさは小さいのですがUL+例でした。予想以上の線維癒着があり難渋しましたが、幸いIT2によるEndoCut mode使用でクリアできました。第2例は盲腸の回盲弁-虫垂開口部間のLST-G病変で正面に位置しメスがすべてたってしまう悪条件の部位であるため、全周切開後HOOKナイフで可能な範囲剥離し早い目にスネア併用し切除しました。

クリニックに少し立寄り、佐野病院に14時着、クリニック症例の表層拡大胃癌ESD切除でした。神戸市内基幹病院で2010年始めから範囲診断がつかず3ヶ月毎にGIFを繰り返しておられたため紹介来院、11月10日にクリニックでGIF 前壁以外 色素+NBIで範囲診断可能でありESD予定とさせていただきました。クリニック開院後、表層拡大胃癌ESD切除は2008年に2病変経験していますが、今回は、複数回のGIF生検により、VAIO使用によっても癒着剥離困難+易出血と悪条件でしたが、蓮池先生のご尽力を得て完遂できました。
過去のサイズ最大例は2008年6月南大阪病院で施行させていただいた95x55mm大でサイズの大きさから長時間切除に要しましたが、この方は、噴門部ヘルニア内にも別病変があり、サイズは小さいもののESD切除の難易度が高い部位であり、かつ、sm浸潤の可能性を否定出来ず、まず噴門部病変を2008年5月24日(土)にESD切除し内視鏡治療で根治できたことを病理学的に確認した上で、大サイズの表層拡大胃癌ESD切除を同6月28日(土)に施行しました。幸い両病変ともに根治できました。

表層拡大型IIc 1例目 95 x 55 mm大
2008年5月24日(土)多発異部位 ヘルニア内噴門部IIc ESD切除 
http://www.aoyama-clinic.com/topics/img/28-2.jpg
2008年6月28日(土)同 表層拡大ESD切除
http://www.aoyama-clinic.com/topics/img/33-2.jpg
同病理切り出し
http://www.aoyama-clinic.com/topics/img/37-1.jpg


表層拡大型IIc 2例目 65 x 45 mm大
2008年9月13日(土)前チェック
http://www.aoyama-clinic.com/topics/img/45-1.jpg
2008年9月27日(土)同ESD切除
http://www.aoyama-clinic.com/topics/img/48-1.jpg

Report168: 2010.11.25 Total Immersionスイミング, 免許更新(11.21)/関西タクロリムス研究会(11.24)/みやす(11.25)




第2,4木曜日午前は、元町駅前(南)にあります京都工場保健会神戸健診センターで経鼻内視鏡、同午後は三木服部病院で胃大腸内視鏡検査をさせていただいています。京都工場保健会が神戸に展開されたのは、丁度クリニック開院と同時期でご縁があって、経鼻内視鏡導入のセッテイングをお手伝いさせていただいた経緯で、月2回現在もおうかがいしています。また同センターで異常をご指摘になられた患者さまの上部、下部内視鏡、ピロリ除菌は多数クリニックにご紹介いただいております。第2,4木曜日午後におうかがいしています服部病院は約20年になりますが、先代の三郎先生、ご令室 雅 さま 現 院長 哲也 先生と大変お世話になりました。

第1,3,5木曜日は午前午後ESDが続きますが、第2,4木曜日は通常検査ですので、相対的にストレスは小さく時間も読めますので、第2,4木曜日夜に個人的な会食を調整させていただくことが多くなっています。本日は、西区 甲斐診療所 甲斐秀紀 先生と みやす で御一緒させていただき久しぶりに歓談させていただきました。甲斐 先生とも約20年 玉津の偕生病院に内視鏡で行かせていただいている際からお世話なっていますが、特に、開業に際しては、心からのご助言をいただきました。本日も、適切なご指導をいただき、非常に参考になりました。しばらくロース+フィレに変更していましたが、やはり みやすの 丁寧な Dry Aging=熟成 による濃厚な味わいはロースであることを再確認し、量も以前の250gとしました。250gになると「厚みのあるロース」となり、200gの「薄いロース」の場合とかなり味わいが異なり、本日は絶品でした。まあその分、日曜日は、午前の水泳に加えて9月末から午後はボクササイズにも励んでいますが、一気に帳消しですが(笑)。

Report167: 2010.11.18 胃ESD2病変/法人税務調査面接/順天厚生事業団ピロリ講演/ラ・スイート打合わせ(ボジョレ解禁)




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で入院を必要とする内視鏡治療の機会をいただいています。本日は西宮Hの胃癌ESD切除2例でしたが、いずれも前庭部から胃角の平易な部位であり、主治医、堀野、林 先生をサポートさせていただき完遂でした。

午後は13時から西宮税務署による法人監査を予定していましたのでJR西宮へ出て吉野家 牛鍋並(280円)を早々にいただきJRで神戸駅〜クリニックへ向かいました。2ヶ月ほど前から通勤も阪急からJRに変更しています。朝夕の通勤時間帯では両者ともJRが空いていますし、帰路の時間帯、阪急南芸文駐車場は演奏会がある日は終演と重なると出庫に時間がかかることがありますが、JR西宮南駐車場は屋内、守衛さん常駐でより駅近です。

13時から約1時間強 藤井税理士同席のもと西宮税務署の方々の面接調査、クリニック設備ご説明をさせていただきましたが、丁度、講演準備をしているとパソコンが立ち上がりが悪くなり、急遽、クリニック用に購入したパソコンにデーターを移すなどどたばたしていました。10月9日の大阪での講演で初めて同様のトラブルがあり、処理能力も遅い状況も出ていましたので、約3年パワーユースしていましたので早々に新モデルに更新予定です。

夜は12月19日(日)ラ・スイート神戸ハーバーランドでのクリスマスランチ+演奏会の打ち合わせを急遽同ホテルで行いました。本年はお食事の際に皆様同士の情報交換が昨年より多くできるよう工夫予定です。丁度ボジョレ解禁日で賞味させていただきました。平素は重い方が好みなのですが、新鮮な初々しさの中にも相応の深い味わいがあり愉しませていただきました。

Report166: 2010.11.06 胃ESD1病変(11.04)/神戸市中央区医師会30周年, 神戸大学第2内科同門会(11.06)




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で入院が必要な内視鏡治療の機会をいただいています。2010年11月4日(木)は西宮Hの症例で大腸LST-NG病変でした。非常に蠕動が強いIBSパターンかつSDJ固定点が低いため直線化保持が困難で、スコープを離すと腹圧で押し出されてしまう悪条件、またドルミカムで抑制がとれるタイプで鎮静制御も難渋例でした。セレネース追加、色々体位変換を試み、やや腹臥位で、なんとか操作できる状況となりました。蠕動亢進+細く蛇行し、操作性からも反転は困難でしたが、局注で襞裏がうまく展開しましたので、ESD対応可能な準備で臨みましたが条件が安定しているうちにEMR切除としました。
10時過ぎに病院を発つことができましたので、阪急電車でクリニックへ向かい溜まっている原稿執筆にあて、地下鉄大倉山から公共機関で松田病院へ向かいました。松田病院では胃癌ESD切除でしたが、容易な前庭部前壁で主治医 佐古先生をサポートさせていただきながら完遂できました。

2010年11月6日(土)は月1回の休診土曜日に充て、神戸ポートピアホテルで2つの会合に出席させていただきました。
16時から南館最上階レインボーで開催された神戸市中央区医師会30周年祝典に出席、続く講演会を中座させていただき17時30分から本館地下 生田で開催された神戸大学医学部第2内科同門会講演会に出席、特別講演 昭和大学横浜市北部病院 井上晴洋先生をはじめ同門の先生方と久しぶりにお会いし歓談、講演は中座させていただき19時から本館地下 和楽で開催された中央区医師会 祝宴に参加させていただきました。

Report165: 2010.10.21 大腸ESD2病変, カルビ丼「十番」三宮店/ホーリーチャペルコンサート(12月19日)ご案内




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で入院を前提とする内視鏡治療の機会をいただいています。本日は西宮Hの症例で直腸4cm大のLST-G病変でした。サイズは大きいですがLST-G病変ですので癒着はなく左側臥位で上手く重力によるトラクションがかかり順調に剥離出来ました。ESD剥離のトラクションや大サイズ病変切除後潰瘍の縫合につきましては、以前から色々発表されていますが、先週の横浜の学会でも糸付きクリップやゴムOリングの使用の報告が散見されていました。そこで本日は、オリンパス光学、宮野医療機器 田原、松浦さまの尽力により糸付きクリップを準備でき切除に臨みました。剥離には結果的に不要でしたが、切除後の縫合に活用すべくイージークリップでの使用を試みましたが、釣り糸口径が太いためかデバイスの装着が難しい状況でしたが、小川部長のご考案により旧来のクリップ装置使用で装着可能でした。
約1時間で終了出来ましたので、阪急電車門戸厄神駅まで徒歩で向かい11時30分頃三宮着 久しぶりに焼肉丼「十番」三宮店でカルビ丼並600円+スープ50円を賞味。その後クリニックで事務作業し13時20分高速神戸発山陽電車特急で垂水へ向かい14時前に佐野病院へ到着しました。
http://www.ju-ban.com/
佐野病院ではCFが続いており、佐野院長、蓮池先生と情報交換後、15時過ぎからクリニックで診断させていただいた 大腸LST-NG病変のESD切除をさせていただきました。便潜血陽性でクリニックでCFをさせていただいた61歳男性の方で、CFは初回、本日切除のLST-NG病変以外の8箇所の腺腫はクリニックで外来切除させていただいていました。LST-NG病変は中央にひきつれがあり瘢痕の存在を想定していましたが、幸い、線維化も軽度で40分ほどで順調に剥離終了できました。帰路は、久しぶりに自宅近くの宝塚市民プールで30分ほどで300mほど泳いで自宅へ戻りました。
12月19日(日)ホテル・ラ・スイート神戸ハーバーランドでのチャペルコンサート+ランチの詳細が決定しました。昨年と同じメンバーでの開催ですが、本年は日曜日昼ですので、よりお出まし易いのではと思います。予約が始まっていますので、是非、ご検討ください。
〜ラ・スイートで楽しむ「極上のクリスマス」〜
プレミアムトーク&ホーリー・チャペルコンサート(クリスマス特製ランチ付)
http://www.l-s.jp/event/detail.php?id=49
http://www.l-s.jp/_ul/event/49/event_pdf_49.pdf
http://www.l-s.jp/
●日 時:2010年12月19日(日)
    11時30分 受付
    12時〜13時45分 プレミアムトーク&ランチ(宴会場フローラ)
             胃腸病の最新の話題 青山伸郎
    14時〜15時    チャペルコンサート
             カンターレ・マンジャーレ企画第3弾
             Producer 青山伸郎
●料 金 :14000円(プレミアムトーク&ランチ&コンサートを含む)
      LA SUITE レデイーズサロン会員様は13000円
●定 員 :50名
●演 奏 :高山景子(ソプラノ)青山伸郎(テノール)
      高橋 玲(ヴァイオリン)長谷川千彰(ピアノ)
モーツァルト:アレルヤ「踊れ、喜べ、幸いな魂よ」より
      グノー:アヴェマリア
      ビクシオ:マリウ愛の言葉を、タリアフェッリ:情熱
      ヴェルディ:乾杯の歌「椿姫」、レハール:ワルツ「メリーウイドウ」より
      他

●ご案内 :池田奈月(フリーアナウンサー)
http://ochadouzo.seesaa.net/
●主 催 :ホテル・ラ・スイート神戸ハーバーランド
●協 賛 :医療法人社団 青山内科クリニック
●協 力 :カンターレ・マンジャーレ シリーズ第3弾 実行委員会
●企画構成:女性と健康社 福岡真理子

ご予約は以下のいずれかでお願い致します。
●下記サイトでオンライン
http://www.l-s.jp/event/detail.php?id=49
●下記へ電話
078-371-1111(ホテル代表)
078-705-1216(女性と健康社 福岡真理子)
●左(または下記)アップの用紙を印刷してファックス
http://www.aoyama-clinic.com/topics3/img/43-3.jpg




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