Report124: 2010. 1.10 胃ESD2例(01.09)/第9回KCC新年会酒心館コンサート(01.10)




2010年1月9日は月1回休診の土曜日でした(原則第2土曜日ですが講演や研究会に応じて変更しています)。午前は、三菱神戸病院でESD(切開剥離)の機会をいただきました。2例とも三菱神戸病院の症例でした。同病院には、以前何度か内視鏡検査治療でおうかがいしたことがありましたが、当時は本館地下にあった内視鏡室も、南館1階に画像センターとして大きなスペースの中に移動し設備も整っていました。第1例目は体下部大彎やや前壁のIIc病変でした。IT2使用の場合、アプローチが順方向か反転かの境界病変でしたが順方向でも対応可能で、大きさも約15mmと小さな病変でしたので通常15分で終了できる病変ですが、生検による瘢痕化を伴い動脈の処理も必要で約40分で完遂でした。第2例目は胃癌術後、残胃の急な増大を伴う隆起性病変で異時多発胃癌の疑いでしたが、内視鏡、病理診断ともに過形成病変で、貧血の原因となっているための相対適応でした。術後のため内視鏡操作性が悪く大きさが3cmほどあることから直接ブラインド操作部分を残してスネア切除はリスクがありESD切除を試みましたが、操作性不良に加えて局注による挙上不良、易出血性など悪条件でした。元来、良性病変の相対適応ですので周囲切開後+可能な限りの剥離後スネア切除としました。
http://www.mhikobe-hp.jp/
昨年3月から土曜日は午後10件の大腸内視鏡を施行しており最終診療開始が17時30分に間に合わず、月1回休診土曜日のみの受診選択でしたが、12月の休診土曜日は神戸大学医学部演奏会でしたし、何か所要がある場合が多く、なかなか歯科受診ができない状況が続いていましたが、9日は久しぶりに隣ビルの松村歯科医院に受診させていただきました。
http://www.matsumurasika.com/
1月10日(日)は私が配信している演奏会案内メールグループKCC(神戸クラシック倶楽部)の恒例の新年会でした。2002年1月6日に第1回をピアジュリアンで開催してから8年=第9回になりましたが、第2回からは現在の酒心館ホールで開催しています。ピアノが常設されていないため経費はかかり毎回赤字ですが酒蔵ホールの音響のよさと、新春に相応しい雰囲気ですので、来年2011年1月9日(日)第10回も同ホールで予定しています。
http://www.shushinkan.co.jp/hall/
http://www.pia-julien.com/

Report123: 2010. 1.07 ESD5例(胃ESD2例/大腸ESD3例)/初泳ぎ




本日は、2010年の初ESD、初泳ぎ でしたが、ESDは本日1日で5例(胃ESD2例、大腸ESD3例)とタフなスケジュールでした。

午前は西宮市立中央病院で2例の胃ESDでした。1例目は西宮Hの症例で前庭部小彎中心に前後壁に広がるIIc胃癌病変でした。幽門輪との間は約3mmでしたが球部内反転アプローチせず順方向のみでMarginを確保し切除可能でした。主治医の堀野先生と御一緒に施行させていただきましたが、約1時間で終了できました。2例目はクリニックの症例でしたが、5年前から3カ所目の胃腫瘍内視鏡切除でした。約2cmの小病変ですが、体部前壁病変でIT2の当たりは悪く、動脈性出血を2カ所含みました。

12時過ぎに西宮市立中央病院を発つことが出来ましたので、徒歩で門戸厄神駅へ行き阪急電車で新開地へ、そこで山陽電車に乗り換えて山陽垂水駅へ行き昼食をとりましたが、佐野病院へは予定の14時より早い目の13時30分に到着できました。佐野病院では昨年末にクリニックで診断させていただいた大腸腫瘍3例のESD切除で、西宮が順調で早い目におうかがいでき、また佐野病院内視鏡室看護師の方々も即対応してくださり治療開始も早くする事ができました。1例目、2例目は直腸のLST-G病変(1例目は6cm、2例目は3cm大)、3例目は回盲弁上唇から一部下唇にかかるIIa病変でしたが、佐野院長、豊田先生とともに17時に終了出来ました。

帰路は、新神戸ゴールドジムへ寄り本年、初泳ぎでした。芦屋海浜プールは12月28日から1月4日まで休みでしたのでレッスンなしでしたが、ゴールドジムのプールは年末は12月30日まで、年明けは1月3日からオープンしていました。年末最終日12月30日に新神戸ゴールドジムで自分で練習したのが最後でしたので8日空き息があがりましたが、20mプール片道を6本、往復を3本、クロールをチェックしていただきながら泳ぎました。



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