   | 第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で入院が必要な内視鏡治療の機会をいただいています。本日はクリニックで診断させていただいた方の大腸内視鏡治療2例、及び、ご高齢で入院による大腸内視鏡検査がベターですが私自身で内視鏡をさせていただく強いご希望をいただいた患者さまの通常大腸内視鏡検査でした。
内視鏡治療第1例目は、大阪市内基幹病院で外科手術とICされた30歳代の方の直腸Ra病変、3週間前にメールで複数回やり取り後、セカンドオピニオンでクリニックに来院されました。写真を拝見しましたが全貌が判定困難でしたので3月6日(土)にクリニックで内視鏡再チェックをさせていただきました。非常に蠕動の強いIBSパターンを呈した悪条件(そのため前施設では全貌が評価困難であったと予測)でしたが、反転操作により適度のトラクションがかかり(これはESD切除の際によく経験)条件がよくなり病変を把握可能になり内視鏡切除できると確信が出来ましたが、広基性かつ病変は40mmを越えており、さすがにその場で切除する事は断念、宝塚在住の方でしたので西宮Hへ入院いただき本日の治療となりました。上部スコープ使用し反転操作で広基性の茎部をFlush knife 1.5mmを用いて、予想通り太径血管を認め動脈出血を止血しながら切除、クリップ縫合し終了しました。 内視鏡治療第2例目は、尼崎市内基幹病院からの紹介例でした。S状結腸3病変のご診断で、2cmを超える病変はうち2病変でしたが有茎性でしたのでクリニックで外来切除できると考え、3月9日(火)クリニックでCF、蠕動亢進したIBSパターンかつ過長でSDJ固定点が低く直線化保持が困難な挿入難易度は高い例でしたが、ご指摘の3病変以外に3病変、計6病変ありS状結腸Ip35mm大病変を含む5病変は外来切除しましたがSDJ のIp病変はスコープ不安定部位であり(条件がよければ外来切除可能な形態大きさですので残念ですが)入院切除と判断し、尼崎在住の方でしたので、西宮Hへ入院いただき本日の治療となりました。予想通り、SDJ近傍のため屈曲の状況で視野が変化する難易度の高い状況で時間を要しましたが、スネア把持後切除中にスコープが大きく移動するなど最悪の状況を回避するため留置スネア使用し切除しました。
1例の通常CFはEMRを含めて15分ほどで終了しましたが(2例の内視鏡治療例の間で施行)西宮Hを12時30分に発ち、ワイパーが不調でYANASEへ自走する予定で車に載って来てましたが、西宮Hの駐車場から出る時にはなおっており、結局、西宮北口南のTimesへ駐車し阪急電車で13時15分高速神戸へ、吉野家 牛丼並+生卵子+みそ汁 10分ランチ後、タクシーで三菱神戸Hへ向かい、予定の14時前13時45分に到着できました。
三菱神戸Hの1例目は、西宮Hの2例目同様SDJの病変でスコープが安定しないIp病変切除目的でしたが、30mm大を超える西宮の病変に比してはるかに小さな病変でしたので、茎をプレクリップし切除。RaJ病変は通常EMRで容易でした。本日の主目的の三菱神戸Hの2例目は、ご高齢のペースメーカー装着例で、事前に御相談のあった回盲弁近傍のLST病変は条件が良い場所でしたので順調にESD切除。LSTNG病変が上行結腸襞間にあり35mm大かつ襞にまたがり全貌把握は反転操作が必要でした。部位、大きさ、また動脈性出血を伴う難易度の高いESD切除になりましたが無事完遂。事前に診断の着いていた15-20mm大Ip2病変、10mm以下IIa2病変を含めて計6カ所切除を2時間弱で無事完遂でき17時に三菱神戸Hを発つ事ができました。
地下鉄海岸線で三菱神戸病院前の和田岬駅から新長田駅へ行き、徒歩で800m北上、西代の県立プールで30分ほどクロールを中心に泳いで、山陽電車西代駅(プールは駅上です)から新開地で阪急電車に乗換え帰路につきましたが、本日は、午前、午後共に、タフな症例が続き、長時間極度の緊張集中が必要でしたので、さすがに阪急では爆睡状態で、あやうく夙川で間違えて降りそうになりました。 http://www.buntai.jp/shisetu/pool.html http://jpn.coresv.com/tiswim.jp/ http://vip.mapion.co.jp/c/f?uc=4&pg=1&grp=yoshinoya&ino=BA675494 | |