| 第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で内視鏡治療の機会をいただいています。本日は、西宮Hの症例で上行結腸襞にまたがるLST-G腫瘍でした(写真A)。大腸ESD(切開剥離)では、反転操作も駆使し、最もよい条件を探るべく細径大腸内視鏡PCFや上部スコープを使用することが多くPCFを用いて開始しましたが、過長なS状結腸+婦人科術後癒着+腹部脂肪による用手圧迫不良のため腹臥位を含めた体位変換を用いてもスコープ直線化保持が困難で上行結腸病変手前でスコープ長が不足となりました。そこで標準Q260大腸スコープへ変更し左側臥位+腹部圧迫で病変を越え、操作性は悪いながらも反転操作もなんとか可能(写真B)で、反転操作で口側を切開剥離後、順方向で切開剥離予定としましたが、少しスコープを動かすと一気に横行結腸まで抜けてしまう状況で、一度、順方向に戻すと、再度反転をトライしても困難となってしまいました。そこで、順方向で局注し口側をFlushナイフ1.5mmで切開を試み4分の1周切開できましたが(写真C)精緻な動きが困難で時間経過とともに炭酸ガス送気でもS状結腸のたわみが強くなり病変に到達できなくなりました。スライデイングチューブも40cmは常備されていましたが軸保持挿入は困難で押し込んで解除する必要があり中間長スコープで40cmのデバイスは使用出来ず(25cmは常備がなく)、ロングスコープではESDのデバイスが使用出来ないため、もっともハードタイプのH260AZI(拡大大腸内視鏡)に変更したところ、その条件でも病変に到達でき順方向でスネアを使用してEPMRで切除としました(写真D,E)。通常、第1,3,5木曜日の午後は不定期施設でのESD、ERCPへ出向きますが、6月は学会などスケジュールが混んでおり、従来第2,4午後におうかがいしている三木服部病院の予定を第1,3木曜日に変更させていただいており、平素は元町から電車で行くのですが久しぶりに車で向かいました。宝塚インターから中国縦貫に入り→山陽自動車道 三木東インターでおり、西宮から約40分で神戸電鉄恵比須駅前 三木市の服部病院に到着。本日は通常のCF5名、GIF2名でしたので、約2時間で終了し、そのまま車で直帰しました。
5月30日(土)は坂下内科消化器科 坂下正典 先生が、スタッフの方々と御一緒に見学にこられました。坂下先生は、前職時代に大腸内視鏡のチーフとしてグループを支えてくださったメンバーですが、昭和大学横浜北部病院 工藤進英教授のもとでスタッフとしてご活躍後、須磨赤十字病院+旧神戸赤十字病院統合による新神戸赤十字病院開設の際に、内視鏡室立ち上げに貢献されました。2008年4月5日に次いで2度目の来院でしたが、メンバーも部分的に入れ替わっておられました。写真の波多野Ns、松野Nsは私自身が卒業後2−3年目の研修医時代に須磨赤十字病院で御一緒した看護師さんで、多忙ではありましたが楽しく研修した日々に戻りました。 http://www.sakashita-naika.com/ http://www.aoyama-clinic.com/topics/img/24-2.jpg
5月12日(火)は、神戸を中心に阪神間の物件に関して幅広い交流関係をお持ちで医療機関の開院も数多く手がけられておられる株式会社SのT社長(女史)にお誘いいただき、同A専務と共に旧居留地45thビル10Fオルフェで御一緒させていただきました。T女史には、神戸新聞M氏の仲介で開業の際に色々助言をいただきましたが、三宮の著名なビルの有名医療機関の多くがS女史のお力によるものであることに敬意を表していました。当日はA専務とともにクリニックにお越しになられた後、10Fから夜景が一望できるT女史馴染みのレストラン「オルフェ」で御一緒させていただき、女史の医療での展開や、数年前から休館している朝日ホールの状況についても貴重な情報をいただきました。写真は、オルフェオーナー三木 丸 氏とともに(ホテルオークラ神戸をかわきりに ジャンムーランで10年勤務、シェフソムリエを努める。レストラン「オルフェ」オープンより支配人に就任。現在に至る) http://www.restaurant-orfeu.com/index.html
来週6月11日(木)は西宮市立中央病院で院内コンサートで演奏の機会をいただいています。西宮でお世話になりました当初からタイミングが合えばとのお話を頂いておりましたがようやく実現の運びとなりました。この1年共演の機会をいただいております長谷川香織、山田千尋さまに快諾をいただき御一緒させていただく予定です。
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