Report92: 2009.06.14 第10回日本実地医家消化器内視鏡研究会(06.14)




大谷 透 会長(大谷 透 内科)のもと、第10回日本実地医家消化器内視鏡研究会がウエスティンホテル大阪に隣接する梅田スカイビルタワーウエスト3Fステラホールで開催され全国から消化器内視鏡を専門とする実地医家が参加されました。
http://www.skybldg.co.jp/convention/stella.html
http://www.westin-osaka.co.jp/index.html
http://www5f.biglobe.ne.jp/~otani-doc/right.htm
午後からのワークショップ「実地医家における大腸内視鏡検査の現状」で司会をされた 杉本憲治 先生(杉本憲治クリニック)、楠山剛紹 先生(楠山クリニック)のご高配によりコメンテーターとして登壇、発言の機会をいただきました。基調講演には、藤井隆広 先生(藤井隆広クリニック)、コメンテーターとしては、神戸大学第2内科の大先輩でいらっしゃる池原英夫 先生(池原クリニック)、大阪赤十字病院でご活躍後隣接して開業された 辻 賢太郎 先生(辻 賢太郎クリニック)、京都でお父様とともにご活躍の沖 映希 先生(沖 医院)とご一緒させていただき意見交換をさせていただきました。
http://www.sugimoto-kenji-clinic.com/
http://tsujikentaro-clinic.ecoweb.jp/
http://homepage2.nifty.com/okiiin/index_stf.html
http://www.yodomed.jp/hp/index.asp?facid=9690l
http://www.tf-clinic.jp/cgi-bin/index.shtml
http://www.aoyama-clinic.com/topics/img/33-1.jpg

本日は、午前、明石 神戸学院大学で 佐渡 裕 指揮 公開リハーサル参加のお話もいただいていたのですが、10時20分から11時30分までで、移動時間がタイトでしたので最終的に断念し、朝から内視鏡研究会に参加させていただきました。午前のパネルディスカッションでは経鼻内視鏡が採上げられ、司会は、伊藤正祐 先生(伊藤クリニック)、王 康義 先生(王 内科胃腸科)、コメンテーターで丸岡正典 先生(丸岡正典 消化器内科)が登壇されました。その後の特別講演「H,pylori感染と胃癌」の上村直実 先生(国立国際医療センター)で、旧知の先生方とは久しぶりにお会いでき懐かしい一時でした。また、王 先生は、前職時代から現在も大腸内視鏡を中心によく患者さまのご紹介をいただきながら面識がなく本日初めてご挨拶をさせていただきましたが、さすがにオリコンメディカルランキング1位に違わない、爽やかな魅力的な先生でいらっしゃいました。
http://www.ito-clinic.info/
http://www.oh-naika.com/shokai/index.htm
http://isha.oricon.co.jp/detail/index_ki.php?category=naika&idx=0
http://www.sky.sh/orca/maruoka.htm



Report91: 2009.06.13 CL2周年パーティ:イグレック・ベガ(06.12)/神戸大学医学部classic音楽愛好会OB会(06.13)




2007年5月14日(月)に開院させていただき2年が経過しました。スタッフの慰労、かつ、昨年忘年会以降、加わっていただいた新たなスタッフの歓迎パーティを、元町スクランブル交差点大丸向かい、ベガビル6F北野ホテル系列 イグレックグループの“イグレック・ベガ”で6月12日(金)18時30分から開催しました。5-6月の開院時、年末の忘年会の2回とはいえ、金曜日の夜の外来診療を休診とさせていただきましたことにつきましては、予約待ちでご迷惑をおかけしています現状からも、お詫び申し上げますとともに、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
http://www.igrekvega.jp/
昨年の1周年パーティは、北野クラブ・ソラ ミラージュヴィラで開催しましたが、クリニックスタッフ以外に開院以降お世話になった関連の方々にもお越しいただき総勢40名ほどになり、スピーチもいただきましたが、今回は、現在クリニックに勤務しているスタッフ中心に20名の参加の内輪のパーティとしました。
http://www.sola-resort.com/
http://www.aoyama-clinic.com/topics/img/27-1.jpg
メニューは、外せないビスク、ローストビーフワゴンサービスを中心に、いろいろご無理を申し上げた特別メニューでしたが、北野ホテル業部料飲課  瀬戸 烈 統括マネージャーには、ご多忙のところ、担当の中島宏樹MGRとともに6月8日ご来院いただき、予算内で絶妙にご提案いただきました。また当日は、上手くパーテーションされた窓側スペースで薄暮から夜景を楽しみながら、担当の中島宏樹MGRには、濱田真吾チーフMGRとともに繊細な気配りをいただき、平素の多忙な毎日の中、スタッフ一同心から愉しめた時間になり、イグレックグループの底力をあらためて再確認した次第です。濃厚なビスクは鮮明な記憶とともに脳裏に焼き付き、十分に熟成したビーフが山口シェフにより絶妙に仕上がり、メインとして十分量準備していただいたことで、目の前で切り分けていただく趣向とともに2皿平均賞味することができました。

6月13日(日)は1977年医学部5年生の時に、高橋 玲 先生とともに創設させていただきました神戸大学医学部クラシック音楽愛好会OB会でした。現在クリニックは土曜日は月1回休診を行事にあわせて設定しており、本日は、15時から神戸市中央区医師会主催の安全管理講習、同総会が神戸市医師会館で17時すぎまで開催され参加、その後の、移動でした。Green Dolphinは北野坂の1Fに和黒が入っているビルの地下1Fにあり通常はジャズのライヴをしているところで(現)部長の吉田君がメンバーによるミニコンサートが出来る様に今回のために探したとのことでした(交差点対角(北西)には、味自慢のビストロ近藤亭があります)。
http://www.green-dolphin.com/
現役諸君が中心の参加ではありましたが、ご参加のOB/OGの先生方には久しぶりのお顔も散見されました。音楽を通じたネットワークが本業の中でも活きることと確信しています。年末12月26日(土)には昨年同様ピフレホールでの演奏会が予定されています。昨年は30周年ということで(当時の)部長 渥美君を中心とする幹部学年のご尽力で、私自身念願のチャイコフスキー「ロミオとジュリエット」を指揮させていただくことができました。本年は例年レベルの小規模編成の予定とのことですが、(現)部長 吉田君を中心とする幹部学年の皆様とともに充実した一時になるようご一緒出来ればと思っています。
http://www.aoyama-clinic.com/topics/img/63-1.jpg
http://www.aoyama-clinic.com/topics/img/63-2.jpg

Report90: 2009.06.11 西宮市立中央病院院内コンサート(06.11)




平素は第1,3,5木曜日午前に内視鏡治療の機会をいただいています西宮市立中央病院で、16時30分から1時間院内コンサートの機会をいただきました。今回は。演奏の機会をいただいています長谷川香織さま、山田千尋 さまに共演のご尽力いただきました(今後も、現在のところ、山田さまには8月9日(日)園田で、長谷川さまには12月24日(木)神戸で演奏の機会をいただいています)。

年明けに話が具体化しましたが、木曜日午後は月2回三木服部病院、残りは不定期の内視鏡治療をお受けしておりますが、なんとか調整させていただき実現となりました。午前は、京都工場保険会神戸健診センターで経鼻内視鏡を11件させていただき、両名とは昨年から3回ほど御一緒させていただいていますので事前練習なしで15時に西宮市立中央病院入りしGP、16時30分から1時間の演奏でした。

昨日はクリニックの夜間診療が終了しましたのが20時と遅くまで目一杯の状況、本日も朝から元町で内視鏡検査に従事させていただくというタイトなスケジュールで声の調子は万全ではありませんでしたが、前半は、聴衆の皆様にもおなじみの曲、また後半は、オペラからの一場面でしたが、なんとか乗り切りました。終演後は、左近院長ご夫妻に、西宮北口北西 イタリアン パスタピッコラ で会食を御一緒させていただきました。
http://pasta-piccola.com/

Report89: 2009.06.04 大腸ESD(切開剥離)1例(06.04)/坂下内科消化器科(05.30)/オルフェ(05.12)




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で内視鏡治療の機会をいただいています。本日は、西宮Hの症例で上行結腸襞にまたがるLST-G腫瘍でした(写真A)。大腸ESD(切開剥離)では、反転操作も駆使し、最もよい条件を探るべく細径大腸内視鏡PCFや上部スコープを使用することが多くPCFを用いて開始しましたが、過長なS状結腸+婦人科術後癒着+腹部脂肪による用手圧迫不良のため腹臥位を含めた体位変換を用いてもスコープ直線化保持が困難で上行結腸病変手前でスコープ長が不足となりました。そこで標準Q260大腸スコープへ変更し左側臥位+腹部圧迫で病変を越え、操作性は悪いながらも反転操作もなんとか可能(写真B)で、反転操作で口側を切開剥離後、順方向で切開剥離予定としましたが、少しスコープを動かすと一気に横行結腸まで抜けてしまう状況で、一度、順方向に戻すと、再度反転をトライしても困難となってしまいました。そこで、順方向で局注し口側をFlushナイフ1.5mmで切開を試み4分の1周切開できましたが(写真C)精緻な動きが困難で時間経過とともに炭酸ガス送気でもS状結腸のたわみが強くなり病変に到達できなくなりました。スライデイングチューブも40cmは常備されていましたが軸保持挿入は困難で押し込んで解除する必要があり中間長スコープで40cmのデバイスは使用出来ず(25cmは常備がなく)、ロングスコープではESDのデバイスが使用出来ないため、もっともハードタイプのH260AZI(拡大大腸内視鏡)に変更したところ、その条件でも病変に到達でき順方向でスネアを使用してEPMRで切除としました(写真D,E)。通常、第1,3,5木曜日の午後は不定期施設でのESD、ERCPへ出向きますが、6月は学会などスケジュールが混んでおり、従来第2,4午後におうかがいしている三木服部病院の予定を第1,3木曜日に変更させていただいており、平素は元町から電車で行くのですが久しぶりに車で向かいました。宝塚インターから中国縦貫に入り→山陽自動車道 三木東インターでおり、西宮から約40分で神戸電鉄恵比須駅前 三木市の服部病院に到着。本日は通常のCF5名、GIF2名でしたので、約2時間で終了し、そのまま車で直帰しました。

5月30日(土)は坂下内科消化器科 坂下正典 先生が、スタッフの方々と御一緒に見学にこられました。坂下先生は、前職時代に大腸内視鏡のチーフとしてグループを支えてくださったメンバーですが、昭和大学横浜北部病院 工藤進英教授のもとでスタッフとしてご活躍後、須磨赤十字病院+旧神戸赤十字病院統合による新神戸赤十字病院開設の際に、内視鏡室立ち上げに貢献されました。2008年4月5日に次いで2度目の来院でしたが、メンバーも部分的に入れ替わっておられました。写真の波多野Ns、松野Nsは私自身が卒業後2−3年目の研修医時代に須磨赤十字病院で御一緒した看護師さんで、多忙ではありましたが楽しく研修した日々に戻りました。
http://www.sakashita-naika.com/
http://www.aoyama-clinic.com/topics/img/24-2.jpg

5月12日(火)は、神戸を中心に阪神間の物件に関して幅広い交流関係をお持ちで医療機関の開院も数多く手がけられておられる株式会社SのT社長(女史)にお誘いいただき、同A専務と共に旧居留地45thビル10Fオルフェで御一緒させていただきました。T女史には、神戸新聞M氏の仲介で開業の際に色々助言をいただきましたが、三宮の著名なビルの有名医療機関の多くがS女史のお力によるものであることに敬意を表していました。当日はA専務とともにクリニックにお越しになられた後、10Fから夜景が一望できるT女史馴染みのレストラン「オルフェ」で御一緒させていただき、女史の医療での展開や、数年前から休館している朝日ホールの状況についても貴重な情報をいただきました。写真は、オルフェオーナー三木 丸 氏とともに(ホテルオークラ神戸をかわきりに ジャンムーランで10年勤務、シェフソムリエを努める。レストラン「オルフェ」オープンより支配人に就任。現在に至る)
http://www.restaurant-orfeu.com/index.html

来週6月11日(木)は西宮市立中央病院で院内コンサートで演奏の機会をいただいています。西宮でお世話になりました当初からタイミングが合えばとのお話を頂いておりましたがようやく実現の運びとなりました。この1年共演の機会をいただいております長谷川香織、山田千尋さまに快諾をいただき御一緒させていただく予定です。

Report88: 2009.05.21 開院後2年のESD(切開剥離)100件/3施設で大腸ESD,小児ERCP,胃ESD(5.21)




木曜日はクリニックは休診日ですが、院外施設で内視鏡診断治療の機会をいただいています。第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で入院を前提とする内視鏡治療の機会をいただいており、同午後は、不定期にご依頼があった施設へおうかがいしていますが、本日午後は、県立こども病院、松田病院と2施設、午前の西宮をあわせると3施設で内視鏡診断治療のご依頼をいただきました。
午前の西宮市立中央病院の第1例目は大腸癌ESD(切開剥離)切除で本来外科手術適応例ということで予定されていた患者さまでした。紹介元で通常内視鏡切除(EMR法)を試みられましたが局注でリフトせず断念され外科手術適応とのことで紹介になりましたが、高齢に加えて,心筋梗塞(冠動脈3枝狭窄)既往、不整脈でペースメーカー装着、複数回の大腸切除術(Miles手術、回盲部切除術後)による人工肛門増設されたリスクの高い方で、少しでも可能性があればということで急遽ESD(切開剥離)を試みる事になりました。紹介元の生検操作による潰瘍形成が加わり中央部は局注で全くリフトしない状況となっており、かつ、著明な蠕動、人工肛門からすぐに脱気されスコープが不安定など内視鏡操作は難渋を極めました。なんとか慎重に周囲切開+可能な部分の剥離を限界まで行いましたが中央部がリフトせず厳しい状況でした。スネアで切除できればと試みましたが(予想通り)困難で、繰り返すうちに結果的に操作中にスネア先でピンホールが生じクリップ縫合を終え切除を断念しました。緊満感のある内視鏡所見からもsm(粘膜下層)浸潤が示唆されましたが、局所制御だけでもできればとのことで試みましたが、結果的には、6月上旬予定で外科手術となりました。第2例目は大腸ポリープ切除目的でクリニックにご紹介があった方ですが、ご高齢で実質的にはお一人暮らし状況で大腸内視鏡前処置や検査後の対処が不十分になる可能性があり入院切除をおすすめした経緯の方でした。紹介元では2カ所の病変のご指摘でしたが、計3カ所切除しましたがクリニックでの大腸内視鏡検査と同様、実質所要時間20分ほどで終了しました。

西宮市立中央病院を12時前後に出て自走で県立こども病院へ向かいました。阪神高速神戸線京橋インターで昼食をとりましたが(西行3Fのレストランは以前は麺類だったのですがベーカリー+カレーに代わっていました)約束の13時に到着できました。繰り返す膵炎の13歳男児でMRCPでは乳頭部の詳細所見が不詳であったあったためのERCPのご依頼でした。13時30分にERCPを開始、体格に比してこぶりな乳頭で、下行脚はスコープがはいると時計の1時方向に上下が位置するため、膵管挿入もなかなかきちっと入った感触が得られず(いきなり深部挿入するとC管がはいりにくくなるので挿入された感触が得られる最短でとどめたい)結果的にP管像を得るのにも10分ほど要する状況でした。C管は同時に造影されない=有意な共通管なし=合流異常なし=C管造影には微妙な入れ分けが必要となり、造影チューブの先端をさらに角度をつけなおしC管方向へ10分トライ「ガイドーワイヤー膵管留置による選択的C管造影(挿入)法」を試みる直前に造影成功しました。
http://www.aoyama-clinic.com/topics/img/42-1.jpg
http://www.aoyama-clinic.com/topics/img/42-2.jpg

14時に県立こども病院を発ち北区箕谷の松田病院へ向かい14時30分に到着できました。患者さまは、胃角から前庭部小彎、後壁隆起から2カ所生検陽性となっていますが病変の範囲診断が難しい方で全体を大きく一括にESD(切開剥離)切除させていただきました。松尾副院長に部分的に担当していただきましたが元来ESDは容易な部位ですので順調に完遂で来ました。16時に松田病院を発つことができましたが、3カ所での内視鏡治療で、さすがに疲れましたのでそのまま直帰しました。

Report87: 2009.05.14 開院2周年(5.14)




2007年5月14日開院させていただき丁度2周年を迎えました。2007年開院前日5月13日(日)スタッフの知人のご協力を得て模擬診療として第1例の内視鏡を始めてからGIF:胃内視鏡2111件、CF:大腸内視鏡2653件、総計4764件となりました。開院半年目から一度来院された方のご紹介による来院が増加し始めましたが、特に大腸内視鏡では以前、痛かったり、全大腸内視鏡検査が不成功に終わられた方の割合が増えて来ていますが、患者さまの年齢、体格、手術既往の有無などから3種類のスコープを使い分ける(途中変更もある)、炭酸ガス送気、によりその殆ど全てで短時間に成功終了できていますし、丁寧な問診、患者さまの来院方法、同行者の有無などきめ細かく把握し、患者さまの希望を尊重した鎮静により苦痛のない検査を実現出来る様スタッフ一丸となって取り組んでおります。

Report86: 2009.05.09 第95回日本消化器病学会総会-札幌(5.08-09)




2009年5月7日(木)から9日(土)札幌で第95回日本消化器病学会総会が北海道大学消化器内科 浅香正博 教授主宰のもと開催され5月9日(土)午後のセッションで座長(司会)の機会をいただきましたので8日(金)夜の外来診療は休診、午後の大腸内視鏡も6件に減らさせていただき神戸発18時50分千歳着20時40分のANAで北海道へ向かいました。

1992年に前職 神戸大学第2内科のスタッフとして内視鏡を担当させていただき、研究テーマを、ヘリコバクターピロリ(〜逆流性食道炎、FD:機能性胃腸症)、大腸腫瘍(内視鏡)、炎症性腸疾患として、2007年3月までの在職期間中多くの方々にさまざまな場面でご高配をいただきましたが、その中でも、浅香正博教授には、随所でお声をかけていただき、加藤元嗣准教授とは同世代であり懇意にしていただきました経緯から、北海道には平均年に2−3回おうかがいしていたと思いますが今回は久しぶりの北海道でした。

北海道入りが夜遅くなるので空港隣接ホテル泊の予定でしたが、会食の機会をいただき札幌駅隣接ホテルに変更、飛行機を降りて急いで(経路は熟知していますので(笑))新千歳駅20時49分発エアポートライナーに飛び乗ることができました。初めてClosedの研究会関係で北海道へ行ったのは確か1992年、毎年8月下旬に開催されていた旭川医科大学 並木教授が主宰されていた「大雪山シンポジウム」(その後数回で閉会)で、そこで全国の消化管専門の先生方と交流をもたせていただくきっかけになりましたが、その後、浅香教授が始められた7月初旬のJapan Gast Study Group 他、北海道で行われる研究会で浅香教授、加藤准教授、(現)富山大学 杉山教授 他に講演演者として招聘いただいたり、オリンパス主宰の内視鏡関連のClosedの会であるEFJ(Endoscopic Forum Japan)での参加(開始当初数年はキロロで行われていました)、また、メーカーの方のサポートで北海道各地での医師会講演招聘、また最後は、大学を離れる直前2006年10月、北海道で開催されたDDW-Japan(日本消化器病週間)で座長で参加させていただいたのに合わせて、西宮市立中央病院で内視鏡業務に携わらせていただく御相談を左近院長、小川部長とさせていただいたことなど、北海道でのできごとを懐かしく思い出しながら札幌駅着。隣接ホテルへチェックインしすすきの 「さっぽろっこ」へ向かいました。札幌での研究会、講演会ではゲストの一人として併設の懇親会に参加させていただく形でしたので、通常は食事後に二次会や、ラーメン店、スープカレー店などを、杉山先生、加藤先生、中川先生(中川胃腸科)に案内いただく形でしたが、今回は、直接食事でしたので同店で北海道の味を満喫できました。
http://www.sapporokko.com/index.html
http://www3.snowman.ne.jp/~nakagawaicho/

翌日5月9日(土)は座長とともに、炎症性腸疾患に対して、クリニックでも多くの方の治療で使用していますAZA(イムラン/アザニン)6MP(ロイケリン)の積極的な活用により、ステロイド維持治療を避けることの重要性を再確認できました。夕方会場を発ち、空港へ。今迄はスケジュールがタイトで、空港で食事やゆっくりお土産を吟味する余裕はなかったのですが、今回は時間に余裕がありましたので、空港ビル3F「北海道ラーメン道場」苫小牧ラーメン「王華」で“かもラーメン”を賞味しました。お土産は、以前から好みの「ROYCE 生チョコ(ホワイト)」、今、話題の「じゃがポックル(カルビー)」、「生キャラメル(花畑牧場)」を購入しました。ROYCEの生チョコは、インターネットや各地域での販売も広がっていますが、初めて賞味した食感は鮮明で、今なおファンです(ホワイトが美味しい)。じゃがポックルはカルビー千歳工場限定製品のためインターネットも楽天のみで品薄とのことでしたが、空港には多数出回っておりすぐに購入出来ました。花畑牧場の生キャラメルは、販売店、インターネットも充実しつつありますが、未だに品薄で(インターネットオンライン販売もすぐ売り切れ状態の様です)、空港でも10時、11時、17時の入荷に合わせて列に並びようやく購入できるという状況でしたが、17時入荷に丁度タイミングが合いましたので並んで購入できました。じゃがポックル、生キャラメルは初めての賞味でした。
http://www.jfactorys.com/ramen/hrd-ouka.html
http://www.rakuten.co.jp/hokkaido-omiyage/435067/477366/
http://www.hanabatakebokujo.com/store/



Report85: 2009.05.07 ESD(切開剥離)3例4病変(大腸ESD1例1病変、胃ESD2例3病変)(5.07)/金プラ(5.04)




木曜日はクリニックが休診日ですが、第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で内視鏡治療の機会をいただいています。本日5月7日は、川崎病院から西宮市立中央病院へご紹介となった上行結腸LST-NG病変のESD(切開剥離)切除の機会をいただきました。

中央に隆起を伴ったLST-NG腫瘍で上行結腸襞間に位置していましたが、著明な蠕動亢進したIBSパターンでDCMによる心不全を合併しておりブスコパン使用が困難な悪条件でした。色々体位変換をしてみると病変全体が伸展するのは背臥位でしたので、まず背臥位でフラッシュナイフ1.5mmを用いて全周切開、その後、重力によるトラクションがかかる左側臥位で剥離に移りました。約半分剥離した段階で、病変を6時方向に捉えてスネア切除、全体で約45分で完遂しました。

午前11時前には西宮市立中央病院を発つ事ができました。午後におうかがいする松田病院へのアクセスから本日は自分の車で移動でしたが、時間に余裕がありましたので山手幹線でクリニックに向かいました。夙川は既に開通、残るは芦屋川の部分だけですが、若干の迂回路を活用すれば甲南山手側の山手幹線へつながっています。西宮では西宮ガーデンズの南に接し、芦屋ではラポルテを横切り、王子公園からは加納町、新神戸など複数の目的地に分岐しますが、国道2号線、43号線に1本動脈が加わったのみならず、阪急沿いの風景を楽しみながら利用出来そうです。

特に東行では、休日の夕方以降で、阪神高速や国道2,43号線が停滞時に山手幹線へ迂回した際には、今まで甲南山手で行き止まりになっていたため、(かなり以前 震災後含む)JR甲南山手駅北西 国道2号線赤鳥居前を川沿いに北へあがったところで急峻な阪急電車ガード下をくぐり阪急の北へ出る→(5年ほど前から?)森北町3丁目交差点にできた新たな迂回路で阪急の北へ出て森北町へ抜ける、などを通り、いずれにしても阪急北側沿いに東行し芦屋川で少し北へあがり開森橋をわたって芦屋川東岸で再び阪急北側沿いに宮川を横切り北へあがって岩園→苦楽園→夙川東側沿い北上→5叉路→上ケ原→関西学院を横切って自宅というマニアックなルートはしばらく温存できそうです。

クリニックで事務作業をして13時30分に松田病院に向かい14時前に着く事ができました。松田病院では、胃癌2例(3病変)のESD(切開剥離)切除でした。1例目の主治医である松尾副院長は、初めて介助に入られましたが、部分的に施行していただきました。2例目の主治医である佐古先生は既に3回目ですので、2病変のうち前庭部小彎病変は、できるだけ先生に執刀していただける様時間をとりながら、部分的にサポートさせていただいただけで完遂されました。

5月4日(月)は、




Report84: 2009.04.30 3施設でESD(切開剥離)4例5病変(食道ESD1例1病変、胃ESD3例4病変)(4.30)




木曜日はクリニックは休診日で、複数の院外施設で内視鏡検査治療に携わらせていただいております。第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で内視鏡治療の機会をいただいていますが、本日は西宮Hの症例でECJ上10cm左側(やや後壁)縦長約4cmの食道癌 IIc病変のESD(切開剥離)切除を、小川センター長、主治医の林 先生と御一緒に施行させていただきました。肛側端を切開+トリミング、水没する左側を切開+トリミング、その後に後壁を切開加え全周切開をおいた後、口側から順方向で剥離完遂できました。生検のためかヨード染色による範囲診断が困難になっており、実際の切除開始までに時間を要しましたが11時30分頃病院を発つことができました。

徒歩で阪急門戸厄神駅まで向かい阪急で三宮へ。14時佐野病院までに時間に余裕がありましたのでミント神戸のレストラン街のチェックを兼ねて昼食後、JRで垂水へ向かい13時30分頃に佐野病院に到着しました。佐野病院では、豊田、蓮池先生と御一緒にクリニックでご紹介いただいたり診断させていただいた2例の胃癌ESD(切開剥離)切除でした。1例目は体部後壁IIa病変でペースメーカー装着例で、高齢のため高度萎縮で粘膜は非常に薄くなっていましたが、20分ほどで完遂できました。2例目は4月1日にクリニックで内視鏡検査をさせていただきました際には、紹介元で生検による活動性潰瘍を呈していましたが、除菌+PPIによる治療で、本日は潰瘍は瘢痕にはなっていましたが、高度癒着+易出血性でした。

佐野病院を16時30分に発ち松田病院に予定の17時に到着。胃癌2病変をお持ちの高齢男性のESD(切開剥離)切除でした。Fujinon製内視鏡でしたが、2病変共に小さく技術的には容易であり18時30分に病院を発ち帰路につきました。丁度、兵庫県の豚インフルエンザ対策の最新情報を松田院長がお持ちでご教示いただきました。

本日の食道癌ESD(切開剥離)切除1例、胃癌ESD(切開剥離)切除3例(4病変)の4件を加えて、2007年5月開院以降、クリニック休診日に入院施設で施行させていただきましたESD(切開剥離)切除は95件となりました。関係各位に厚く御礼申し上げます。

Report83: 2009.04.25 有馬みどり さま ピアノリサイタルご案内(5.02)




国内外でご活躍の西宮在住のピアニスト有馬みどりさまが5月2日(土)19時よりいずみホールでソロリサイタルを開催されます。下記、有馬さまご自身のご案内の文章からも溢れんばかりの音楽への情熱を感じる意欲的なプログラムと拝察致しますが、毎日新聞経由で病気療養中の方とその介護のご家族を対象に100名ご招待される心配りをされておられます。これは有馬さまご自身が、乳がんで亡くなられたお母さまの闘病に3年付き添われたご経験に基づくもので、お母さまへの慕念の想いもひしひしと伝わって来ます(毎日新聞、神戸新聞に掲載)。一方、今回のリサイタルは実質的には有馬さまご自身による単独主宰興行とのことですが、現段階では残念ながらまだ十分お席をご準備できる状況とのことです。多数ご来場いただきますようよろしくお願い申し上げます。前職時代、神戸大学附属病院院内コンサートを担当をさせていただいておりましたが(年に3回:2回は外部招聘、1回クリスマスは院内公募)2005年10月21日にヴァイオリン高橋 玲 先生とともに演奏いただきました。
***********************************
この度、5月2日(土)に大阪 いずみホールでピアノリサイタルを開催させていただくことになりました。まだ十分お席をご準備できる状況ですので、是非、お一人でも多くのご来場を願っております。

かつて14歳の時に、師 野島 稔 の演奏で知った、妖しい美しさをたたえた ラヴェルの 夜のガスパールの世界・・・ それは呼吸することさえ憚られるような異空間でした。当時は、その難しさから「一生弾かないBox」に入れたのですが、様々な曲を経てきて、今なら自分自身の手でも触れられるのでは?と思い、大きな挑戦のつもりで取り上げました。このラヴェルを中心に、密度の濃い作品を並べました。バッハのバロックの街道を歩むような普遍的なリズム、そして、シューマンの最愛の女性へのあふれる想いと絶望が交錯するメロディーなど、それぞれの作品に込められた世界をお聞き下さる皆様と共有できればとこころから願っております。
有馬みどり

【有馬みどり ピアノリサイタル】
日 時:2009年5月2日(土)19時開演
場 所:いずみホール
http://www.izumihall.co.jp/sche2009/05.html
入場料:3500円(前売3000円)当日座席指定
内 容:フランス組曲 第6番 BWV817 ホ長調(バッハ)、シャコンヌニ長調(バッハ=ブゾーニ)ピアノソナタOP.22ト短調(シューマン)、夜のガスパール(ラヴェル)
問合先: ミュージック・アート・ステーション 06−6858−0084

●有馬みどりさま プロフィール
西宮生まれ 3歳よりピアノ教師であった母の手ほどきを受け学び始める。14歳でリサイタルを開催。中学卒業後、単身ロシアへ渡り、国立モスクワ音楽院付属中央音学校ピアノ科に日本人として初めて入学。

1995年   卒業後帰国。1986・87年、全日本学生音楽コンクールピアノ部門西日本大会2位。PTNA ・E級銀賞、全日空賞受賞。
1996年   神戸松方ホール、オープニングシリーズにて神戸新聞主催ソロリサイタル
1998年   ニューヨーク在住のヴァイオリニスト川崎洋介氏とのDuo Recitalを宝塚と大阪にて開催、好評を博す。第1回いしかわミュージックアカデミー音楽賞を受賞。
1999年   米国アスペン国際音楽祭に招待され演奏する。
2000年   pianistナタリア・トゥルーリの薦めによりモスクワ音楽院セミナーに参加。ナタリア・トゥルーリの伴奏でプロコフィエフ作曲ピアノ協奏曲第2番を演奏する(ラフマニノフスキーホール)。
2002年   Australian Institute of Music(Sydney)に奨学金を得て入学。シドニーにて伴奏、リサイタル等で活躍。
2003年 5月京都、青山音楽記念館(バロックザール)にて「有馬みどりピアノリサイタル」開催。

2004年 3月サンクトペテルブルグ公演記念コンサート。
2004年 4月大阪サンクトペテルブルグ友好姉妹都市25周年を記念してサンクトペテルブルグにてコングレスオーケストラとブラームス作曲ピアノ協奏曲第1番を共演。
2004年 6月大阪さいかくホールにてリサイタル。
2004年 7月ブルガリアの首都・ソフィアにて、ブルガリア国立ソフィアフィルハーモニー主催のオーケストラワークショップにソリストとして参加。ソフィアフィルハーモニーと共演(ブラームス作曲ピアノ協奏曲T番)。その演奏が認められ、2004年度最優秀演奏家に選ばれる。
2004年 11月ブルガリア在の日本大使館主催のコンサートに世界的なヴァイオリニストである天満敦子の急病により急遽代役ソリストとして抜擢されラフマニノフ作曲ピアノ協奏曲第2番公演奏し満員の聴衆から好評を博す。
2004年12〜1月、新潟中越地震チャリティコンサートを大阪にて開催する。

2005年 2月オーケストラ・ソノリテ第8回定期演奏会のソリストとして迎えられ神戸文化ホールにて「ラフマニノフ作曲ピアノ協奏曲第2番」を共演。
2005年 6月中国音楽コンクール金賞受賞。
2005年 6月神戸、世良美術館にて「絵画と音楽のマリアージュ」開催。
2005年 7月ブルガリア国立ソフィアフィル主催第2回目ワークショップに参加。再び2005年度最優秀演奏家に再び選出される。

2006年 5月ブルガリア国立ソフィアフィル定期公演に招かれ、プロコフィエフピアノ協奏曲第二番を共演。
2006年 7月第27回霧島国際音楽祭に参加。コンサートに選出される。
2006年 7月第10回松方ホール音楽賞 大賞受賞。
2006年 10月兵庫県立芸術文化センター小ホールにてリサイタル開催。
2006年 12月アジアグランドコンサート in 2006 EWONcultuaral center(韓国)。

2007年には兵庫県芸術文化センター主催 ワンコインコンサートに出演するなど、関西を中心に数々のリサイタルや室内楽などさまざまな演奏活動を重ねている。これまでに野島稔、V・マカロフ各師に師事。




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