Report82: 2009.04.23 クリニック勉強会(4.21)/ESD交流会(4.23)




4月18日(土)は神戸市中央区内科医会第20回学術講演会が生田神社会館で開催されました。丁度1年前、第18回学術講演会では、小西会長(当時)の御高配で、講演させていただく機会をいただきましたが、続いて、本年からは世話人に御推挙いただき、今回は高血圧のお話しを拝聴させていただき、懇親会では平素お世話になっています中央区医師会の先生方と歓談させていただきました。
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3年経過したMAC BOOKが不調傾向となっており、4月19日(日)は新しいパソコンに更新しました。同時に、先日故障したAirMacの後継が品不足で入手出来ず代替え導入していたBUFFALO無線LANがつながりにくかったのも、新しいAirMacを入手出来、快適環境に戻る事が出来ました。

4月21日(火)は午後から大腸内視鏡検査10件、最後に緊急枠で施行した胃内視鏡検査1件終了後、17時30分からレミケードについて「なだ万」のお弁当とともに勉強会を開催、19時45分からは神戸市中央区医師会医政委員会に参加させていただきました。

4月23日(木)は午前は京都工場保健会神戸健診クリニックで経鼻内視鏡、午後は三木服部病院で大腸内視鏡でしたが、通常検査のみでしたので順調に終了し、19時30分からは大阪北新地 ステーキハウス 大和 で、大阪警察病院 阿部先生以下スタッフの方、佐野病院 佐野、豊田、蓮池 先生とともにESD(内視鏡的粘膜下層切開剥離術)交流会に参加させていただきました。諸事情から、大阪警察病院でのESD治療に関与させていただくことになり、前職のつながりで佐野、豊田 、蓮池 先生と共にお手伝いさせていただいていますが、阿部先生主宰で楽しい一時を過ごさせていただきました。当日は、鉄板でしたが、大和は炭焼を選択する事も可能な様でした。

十分な熟成+炭焼 が重要ですが、なかなか炭焼ステーキ店は少ないのが現状ですが、北新地には、今はなき「オリンピア」の流れを汲むステーキ店「榊原」があり、一度おうかがいしたことがります。炭焼でフィレ&ロース両者を骨付で賞味出来る名店ですが、私一押しの三宮「みやす」(オリンピアとは関連ありませんが)は、十分な熟成+炭焼による濃厚な味わいで、同様最後にカレーを賞味出来ます。阪急夙川駅南「たけうち」はオリンピアの流れで、前菜、ワインも充実、最後は野菜カレー、野菜ジュースを特色としています。

Report81: 2009.04.16 胃ESD(切開剥離)1例/大腸ESD(切開剥離)1例(04.16)




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で内視鏡治療の機会をいただいています。本日は、西宮Hの症例で胃体部小彎(後壁)IIc胃癌を、内視鏡センター長 小川先生を始め堀野先生、林先生と御一緒にESD(切開剥離)切除をさせていただきました。紹介元でG4しかでないとのことで多数回内視鏡再検+生検施行の末、西宮Hへご紹介があったため、病変表層は既にびらん+易出血性を呈し(A)中央部分は強い瘢痕が予想されました。(1)瘢痕のない周辺部分から適切な粘膜下層に入ること(2)術前から病変表層が易出血性であり詳細な観察ができず範囲診断が困難であったこと、以上から病変周囲に十分なセーフティマージンを確保すべく胃体上部から胃角まで広範に切除範囲を設定し全周切開を施行しました(B)。その段階で後壁側を中心に複数個所から再三の出血を認め止血に時間を要しましたがクリアしセオリー通り肛側からの剥離を開始し重力により病変は口側へ展開してゆきました(C)。胃体下部の近接困難な部分がクリアでき展開できれば通常は病変が反転し口側への一方向で完遂できるパターンですが、予想通り中央部分は強い瘢痕で筋層がもちあがっており剥離ラインの予想が困難な状況でした(D)。ニードルナイフを用いたエンドカットによる筋層方向への切込みも視野に入れましたが癌による深部浸潤は否定的でしたので方針変更し、口側からの剥離を加え(E)中央瘢痕部を残してほぼ全周性に剥離、最終的にスネアでクリアしました。

西宮でのESD(切開剥離)切除に時間を要し同病院を出たのが12時30分を越えたためタクシーでJR西宮駅へ向かい、簡単に昼食後、快速でJR垂水駅へ向かい14時丁度に佐野病院に到着、大腸ESD(切開剥離)切除を豊田先生と施行させていただきました。クリニックで2008年12月に施行させていただいた大腸内視鏡検査でRbに硬い腫瘤を認めた症例でした。痔核手術瘢痕の近傍であり瘢痕肉芽も考えましたがカルチノイドの除外が必要であり、外来EMR切除を試みましたが局注で全くリフトせず断念していました。本日も局注でリフトしませんでしたのでDual knifeで周囲切開/可能な範囲を剥離しスネア切除としました。腫瘤は切除出来ましたが痔手術後瘢痕ライン(→)は結果的に剥離困難でした。

本日の胃ESD1件、大腸ESD1件を加えて、開院後、休診日院外施設での消化管ESD(切開剥離)切除は計91件になりました。関係各位の御高配に厚く御礼申し上げます。

Report80: 2009.04.12 内科学会 東京国際フォーラム(4.11)/オペラ「蝶々夫人」アマデウスコンサート(4.12)




2009年4月10日(金)夜間診療は原則予約の方のみとさせていただき19時45分にクリニックを発ち、20時55分神戸空港発羽田行きANAで東京へ向かいました。そのまま羽田空港Big Bird第2ターミナルビル直結の羽田東急ホテルにチェックイン、翌日は東京国際フォーラムで開催されている第106回内科学会総会・講演会に参加しました。前職ではピーク時には学会発表や各地の研究会で招聘いただく講演が年に20-30回あり、丁度10年ほど前から交通手段として飛行機を主体に切り替えた結果、年間50回発着または50000マイル以上飛行距離のメンバー資格を取得することができました(ANA ではSuper Flyers)。ANAのSuper Flyersのメリットとして最も大きいのは、特に欧米路線で、最近は条件が厳しくなりましたが当初は最も安い格安航空券でもビジネスクラスにアップグレードできる点でしょう。前職を辞職する最後の時期は直接ビジネスチケットを購入していましたが、教官になりたての頃は多いに活用させていただきました。東京国際フォーラムでは、学会発表、講演を数多くさせていただきましたが、英語による発表も多く緊張感を胸に会場に向かった当時を懐かしく思い出していました。

一方ANA系を選んだ理由は、前職時代、毎年5月の連休明けに米国で開催されるDDW(Digestive Disease Week 消化器週間)に参加していましたので、米国での提携エアは重要なポイントでした。ANAが加盟するスターアライアンス提携米国のエアはUA(ユナイテッド)であり、遅れることが多い米国のエアラインの中では最も定時運行の確率が高いことでした。さらにその後、羽田の国内線ターミナルが2つに分かれ、ANAは新しくできた第2ターミナルになりましたが、新しい快適な環境だけでなく、リムジンバス、モノレール共に第2ターミナルが始発ですので座れる確率が高くなります。また自宅が西宮ですので、海外出国時に欧米路線が伊丹→成田出国を主体とするANAは私にとっては便利です。神戸空港はJAL>ANAですが、ANAの羽田便は往復とも早朝、最終便があり、前職や現在でもクリニックは神戸ですので重宝しています。一方、ANA系の不便な点は(個人嗜好すが)イタリア(笑)へは、ANAは提携エアラインを含めて直行便がなく(関西空港開港当初は確かミラノ直行があった?)フランクフルトでのトランジットが必要である事、またラーメンは第1ターミナルビルの方が美味しく、ターミナルビルが2つに分かれた後も時間があれば立ち寄っており、4月11日(土)も昼食抜きで、夕方、帰路便直前に野菜ラーメンを堪能しました。

4月12日(日)は、昨年10月12日(日)ボエーム・椿姫 に続く、長谷川香織さま企画 イタリアオペラのヒロイン第2弾「蝶々夫人」に出演の機会をいただきました。蝶々夫人自体の練習は2回でしたが、第1部の曲は昨日メールで、オペラの演出は実質的には本日13時30分からのGPで最終決定でした。2003年7月に喉を痛めてから、徐々に再開し、昨年2月3日(日)アマデウスサロンコンサートで久しぶりにアクートが必要な曲を並べ、2月21日(木)エレガーノ甲南、8月23日(土)ルミナス神戸船上コンサート、10月12日(日)アマデウスサロンコンサート、11月3日(日)山東町コンサート、12月24日(土)医学部コンサートと回を経るごとに喉の持続力が回復し、特に11月の山東町からはかなりいい状態に戻っています。本日も蝶々夫人は語りを担いながらでも(しゃべるのは喉が疲れます)「さらば愛の家よ」はどうも相性が悪いのか本番の高音は当たらず残念でしたが、それ以外はほぼ最後まで、十分余裕があり、特に「メロディーメーカー プッチーニ」の面目躍如たる二重唱の旋律美は心から愉しむことができました。後、歌い込めばさらに安定感が増すと考えています。多数のご来場をいただきました。厚く御礼申し上げます。
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Report79: 2009.04.09 憩室例EST(乳頭切開)/絢爛亭:1日1組のおもてなし(4.09)




第2,4木曜日は、午前が元町駅前の京都工場会神戸健診センターで経鼻内視鏡、午後が三木の服部病院で大腸内視鏡を中心に施行させていただいています。本日午後は、服部病院では久しぶりのERCPによる乳頭切開(EST)& 総胆管結石摘出でした。大きな傍乳頭憩室の中央に乳頭は位置、開口部は正面かつC/P管は分離開口でしたのでC管への選択的挿入はone trialで成功しました。ガイドワイヤーさらにESTメスに入れ替え(憩室内乳頭であるため切開範囲に限界はありますが)最大限の切開を終えました。まず、バスケット篏頓の際に一定以上の力が加わるとバスケットが破壊されるボストン製トラペゾイドRXを使用し、下流の結石を破砕しましたが、上流の大結石は把持ができず、ゼオン製クラッシャカテーテル(タイコ型)を使用し把持に成功しました。しかし石が硬く破砕できない「いわゆるバスケット篏頓状態」になりました。内視鏡ごと引き出すことも試みましたが、憩室例で切開長に限界があり、かつ乳頭周囲の組織も通常より脆弱であるため強度の操作は控えるべきでしたのでゼオン製エンドトリプターシース&エンドトリプターハンドルに入れ替えて結石を破砕することでクリアしました。

ERCPによる総胆管結石摘出は1981年須磨赤十字病院(現;神戸赤十字病院)研修時代から継続して携わり25年以上になりますが、当初は、破砕器具はなく、できるだけ乳頭切開を大きくし内視鏡ごと力で引っ張りだすことで対処していましたので、出せないと篏頓になるわけですが、その状況下でもバスケット篏頓は15年ほど前に神戸大学在職中に一度あっただけでした。15年前には結石破砕器具も出始めていましたが太径スコープが必要で操作性も悪く、2cm大ほどまでの結石は旧来の法法で通常バスケットで内視鏡ごとひっぱりだしていましたので、バスケット篏頓を回避するエンドトリプターは小児用大腸内視鏡PCFや今はまず使用しないスライデイングチューブとともに常時個人的に車のトランクに積んでいました(笑)。その際には、バスケット篏頓を回避すべくエンドトリプターでまきとり始めるとバスケット部分ではなく、まきとっていたシース部分が切れてしまいました。すでに口から5cmほどしか残っていずそこでその部分を助手にもってもらいながら、TJFという太径のERCPスコープを挿入し、当時出始めた、オリンパス製の結石破砕器具で、総胆管内の結石を篏頓バスケットを含めて全体を把持、破砕することで回避した忘れられない経験がありました。エンドトリプターはそれ以来の使用でしたが、砕石器具が各社製豊富にラインナップされている現在、砕石器具で把持できて砕石できない状況に遭遇するとは思っていなかったですが、器具を準備してくれた宮野医療器の松本和也 氏がエンドトリプターまで揃えてくれていた御陰で回避できたことを感謝しています。

大幅に終了時間が遅れ、予定より30分遅れて20時に北野「利宮館」とは異人館通(山本通)を挟んで北向かいにある「絢爛亭」に到着、会食でした。絢爛亭のオーナー&シェフ古屋都子さまのつながりで、NY/香港在住Yさまの一時帰国にクリニックで大腸内視鏡検査をさせていただいたところ、クリニックでの大腸内視鏡による病変診断から佐野病院での腹腔鏡外科手術後退院まで全てを2週間の日本滞在中に完遂できたことを受けてご招待いただきました。スケジュール調整がなかなか合わずようやく設定でき、事前にホームページも拝見し、楽しみにしていました。料理は期待を上回る内容、かつ色々個人的な接点もあり心から愉しませていただきました。
http://www.kenrantei.com/index.html
http://www.rikyukan.com/
料理は、(1)サーロイン炙り(2)白みそ椀(3)朝採り筍(お嬢様が朝4時に提携農家に向かわれているとのこと)(4)あぶらめ 刺身(5)アワビ 肝あえ(6)穴子 しゃぶしゃぶ(7)桜鯛 白子の炊込飯(8)菓子5点 でした。中でも(6)(7)は初めての食感でした。

接点は2つありましたが、(1)オーナー&シェフが、神戸オペラ協会創始者 神戸山手女子高校音楽科創設者 (故)梅田正巳 先生に声楽を師事されていたこと(私自身15歳の時から数年声楽を師事しご子息の大学受験の家庭教師もさせていただきました)(2)オーナー&シェフのご尊父が、戦前に クラシックライヴ「アマデウス」の前身を始められたとのこと(現在、音楽監督 長谷川香織さまの御高配で、演奏させていただいています。3日後の4月12日(日)にも プッチーニ「蝶々夫人」で出演予定)でした。絢爛亭にある蓄音機は、同じものが2台あり、1台はご尊父宅、1台はアマデウスの前身にあり、うち戦災を免れたご尊父宅のものとのことでした。

Report78: 2009.04.02 大腸ESD(切開剥離)1例、胃ESD(切開剥離)2例、ERCP1例(4.02)




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で内視鏡治療の機会をいただいております。本日は、2008年9月18日(木)にESD(切開剥離)切除の機会をいただいた回盲弁上唇占拠するLST-G病変に隣接する第2病変のLST-GのESD(切開剥離)切除を小川弘之 先生以下スタッフの方々と施行させていただきました。
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第1病変切除後の潰瘍は遺残なく修復瘢痕化していましたが(A)、第2病変は約半年の経過でしたが大きさがかなり増大しており、襞2つを越え口側は盲腸盲端正面に臨む状況でした。COLDを伴い呼吸移動の影響が大きく、襞越えの切開は難渋しましたが第2病変隣接部位(B)との間を含めて慎重に切開(第1病変は右側臥位で展開しましたが)左側臥位で重力によるトラクションを活用し剥離を進めました。このまま剥離を継続可能な状況でしたが、半年前に比してCOLDの増悪が著しく十分な鎮静剤投与も困難な状況で、できるだけ短時間で終了するため早い段階でスネア併用切除とし、約5cm大病変でしたが約1時間で終了しました。

11時過ぎに西宮市立中央病院を発つことができましたので、徒歩で門戸厄神まで向かい阪急で高速神戸へ向かいクリニックで事務作業に充てることができました。13時過ぎにクリニックを出てJRで垂水へ向かい14時に佐野病院へ到着、クリニックで診断させていただきました2例の胃癌のESD(切開剥離)切除を豊田昌徳 先生と施行させていただきました。本日の2例は、いずれも早期に診断できている症例であり、ESD(切開剥離)切除は容易な病変でしたので16時までに2例終了し続いてERCPでした。総胆管結石がCTで示唆されEST+摘石の予定でしたが、臨床経過から排石された可能性が高いとの状況を踏まえて臨みました。高度の亀背、腹臥位が困難で、予想通りストレッチが不十分となりカニュレーションの軸があわないタイプで、プッシュで造影、続いてdeep canulationした後、造影チューブを軸にしながらストレッチし乳頭部近傍の造影診断を確実に行い、総胆管結石がないことを確認し終了しました。




Report77: 2009.03.31 2009年3月1ヶ月でGIF128件、CF168件




2009年3月からは第3火曜日午後の医師会医療センターでの大腸内視鏡を引退させていただきクリニックでの大腸内視鏡をオープン、南大阪病院を引退させていただき第4土曜日終日クリニックをオープン(内視鏡検査のみ)、また夜間外来診療がない火曜日、土曜日午後の大腸内視鏡検査は原則10件(最後の1件は緊急枠として胃内視鏡に充てる場合あり)とした結果、2009年3月1ヶ月で胃内視鏡128件、大腸内視鏡168件、となり、2007年5月13日(日)開院前日模擬診療で内視鏡検査第1例を施行してからの総数は、胃内視鏡1963件、大腸内視鏡2453件、総数4416件となりました。皆様のご支援に厚く御礼申し上げます。

Report76: 2009.03.22 十番(3.20)/青葉(3.21)/はづき(3.22)




3月からは第3火曜日午後、第4土曜日終日をクリニック診療日として追加、1日の件数も火曜日、土曜日午後は大腸内視鏡検査10件に増枠、検査の進行に影響がないよう予約外外来診療はできるだけ夜間にお越しいただくようお願いさせていただいております結果、連日21時近くなることも多い状況ですが、4月12日(日)はクラシック・サロン「アマデウス」で演奏の機会をいただいており、3月20日(金・祝)午前はその練習でした。同音楽監督 長谷川香織さま企画 オペラ第2弾は、プッチーニ作曲「蝶々夫人」で、昨年10月12日(日)のボエーム、椿姫と同様、ソプラノ山田千尋さまとご一緒させていただくことになりました。オペラ「蝶々夫人」は、2005年11月高島 仟 様 企画サロンコンサート(芦屋 山村サロン)で、2001年プラハ国際音楽祭でタイトルロールを演じられたソプラノ高野久美子さまとご一緒させていただくという得難い機会をいただいて以来ですが、前回同様、ソプラノ、テノールで演奏できる部分は網羅しておりますので、是非多数ご参集ください。
http://www.amadeus-bwtj.com/
http://www.kanon-musik.com/
http://yaplog.jp/sop_c_y/
http://www3.ocn.ne.jp/~eiga100/100ninkai/takanokumiko.htm
http://www.y-salon.com/salonhome_002.htm

3月20日(金・祝)は10時からお昼前まで長谷川さま宅で練習させていただき、14時から三宮で愚息の面接に同席でしたが、時間に余裕がありましたので久しぶりに「十番」へ行きました。場所が東にずれて食券製になっていましたが、お店は大きくなりキムチはFreeです。以前同様、目の前であぶりながらの焼肉丼+熱々のスープを賞味しました。初めてホームページを拝見すると元町店もあるようです。
http://www.ju-ban.com/
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3月21日(土)は、クリニック診療日の土曜日で、胃内視鏡4件後、午前外来診療、午後、潰瘍性大腸炎の前処置なしのS状結腸まで2件、全大腸内視鏡9件(うち胃大腸内視鏡同時2件)終了後、18時30分から鰻の老舗「青葉」のお弁当をいただきながらの勉強会とスタッフ間の連絡会でした。
http://www.country-online.org/kobekko-gohan/2006/12/post_105.html

3月22日(日)は、大学時代に所属していました、神戸大学混声合唱団アポロンのOGが中心になり15年前に発足した女声合唱団「はづき」を兵庫県立芸術文化ホールで拝聴しました。会場でも、懐かしい方々と久しぶりにお会いできましたが、終演後は同学年のメンバーと西宮ガーデンズで歓談。一瞬、当時に戻りましたが、話題は親の介護、子どもの動向、自らの病気など、現実に即した内容に様変わりでした。神戸大学医学部在学中1〜2年生では、関西フィルハーモニーの前身、ヴィエールフィル(当初は室内管弦楽団)の初代指揮者 宇宿允人 先生に指揮法を師事、4年生の時に所属していた混声合唱団の定期で臨時管弦楽を編成し、プッチーニ「グロリア・ミサ」を指揮させていただくことで初めてオーケストラの指揮を実践する機会をいただきましたが、その後は、5年生の際に、ヴァイオリンの名手、高橋 玲 先生と創部させていただいた医学部のサークルで断続的に指揮の機会を頂き、昨年12月は創部30周年記念演奏会で念願のチャイコフスキー作曲「ロミオとジュリエット」でした。
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http://www.usuki-world.com/
http://nishinomiya-gardens.com/index.html


Report75: 2009.03.19 胃癌ESD(切開剥離)切除3例(3.19)




第1、3、5木曜日午前は西宮市立中央病院で内視鏡治療の機会をいただいています。本日は西宮の症例で胃体下部小彎後壁のIIa+IIc胃癌のESD(切開剥離)切除でした。Pushでは近接出来ない部位で、十分に吸引+Pull操作で近接し、立つメスを制御しながらIT2で剥離を進めました。UL部の瘢痕はEndoCut mode使用でクリアでき約1時間で完遂できました。

早く終了しましたので、阪急門戸厄神駅まで徒歩で戻り、阪急岡本駅で下車、ぶらぶらと久しぶりに岡本〜本山を散策しながら国道2号線沿いの神戸サービス工場に行き、昨日3月18日(水)朝一番で預けていた車をピックアップすることができました。1992年に購入(それまでずっと中古車で初めての新車でした)既に17年目に入り走行距離は186000kmですが、1995年阪神大震災後に夙川から芦屋の山道の抜道ばかり通っていたためか走行距離67000kmでミッションを交換しましたが、それ以外は故障らしいことはなく非常に順調ですが、今回は左後輪のパンクでした。3月16日(月)朝、家を出る時および運転中はわからなかったのですが、阪急西宮北口 兵庫県立芸術文化センター南のパーキングに停めた際にパンクに気づきました(数ヶ月前から一日最大500円と廉価になっています)。最近、外来のご予約も待ちが長くなっており、予約外受診もお受けしていますが、午前の予約外受診が一定以上に多くなりますと12時過ぎからの大腸内視鏡検査をタイトに組んでいますので、その進行に影響がでる場合がありますので、予約外受診は、極力、夜間の予約外来診療後18時30分以降でのご来院をお願いさせていただいております。月曜日夜も御陰さまで多くの来院を賜り外来診療終了が21時近くになったため、帰路 高速神戸から西宮北口駅へ阪急電車で移動後、芸術文化センター南のパーキングに着いたのは22時近くになっていました。平素お世話になっている本山の神戸のサービス工場は守衛さんがおられ、夜遅く、早朝でも車をあずけたりピックアップできるのですが、西宮からパンクしたまま自走するのは若干距離が長いので、事前に近くにある西宮サービス工場に状況をお聞きすると、守衛さんがおられず月曜日はサービス工場が定休日であり19時頃までの入庫が必要であることが確認できていましたし、ガソリンスタンドもほぼ閉まっている時刻でしたので久しぶりに自分で交換しました。元来、広大なパーキングですので、芸術文化センターのサーチライトが上手く当たる位置に移動し開始しました。以前の車では何度か自分でタイヤ交換していたので、解説書を読まないで開始、この車はマウンテンポールという棒を装着してからボルトをねじ込む必要があることがわからずポールなしに直接あてがおうとしましたが非常に難しく説明書を読み直すまで真っ黒になりながら苦労し、なんとかタイヤ交換を終えてパーキングを出たのが23時近くになりました。スペアタイヤはスペア専用ではなくノーマルタイヤですのでそのままでも当面は良かったのですが、スペアタイヤの補充目的および一通り点検をしてもらっていました。

12時前に車をピックアップできましたので、昼食後クリニックに立ち寄って事務作業をして14時30分目標に神戸市北区 松田病院におうかがいしました。昨日クリニックのS Nsが自宅から近いこともありESDを見学したいと申し出てくれていましたが、早々に到着しており早速色々吸収させていただけたようです。松田病院は、クリニックからは神戸大学附属病院の前を北上する428号線(有馬街道)で20分ほどのところです。過去、ERCPなどで何度かおうかがいしていましたが、今回は、松田院長、松尾副院長の御高配で、ESD(切開剥離)による消化管腫瘍切除導入の機会をいただきました。本日は、松田病院の症例2例を外科 佐古先生と御一緒にESD(切開剥離)切除を施行させていただきました。現在、内視鏡専門施設ではオリンパス社製の内視鏡機器が優位ですが、松田病院の内視鏡はフジノン社製で、同社内視鏡によるESD(切開剥離)は初めてでしたが、17年間お世話になりました神戸市医師会医療センター診療所ではフジノン社製内視鏡を使用し慣れていた上に処置用スコープやモニターの準備など適確な対応をいただき、無事2件の胃癌ESD切除を完遂できました。
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2件目では、主治医の佐古先生にも早速、一部ご担当いただきましたが、積極的に内視鏡をしておられ多数の適応症例を同定しておられる様で、難易度を考えながら順次サポートに廻らせていただきながら御一緒できればと考えています。2件の間の内視鏡洗浄など準備に約1時間を要しましたが、18時過ぎに松田病院を出てそのまま帰路につきました。

本日の3件の胃癌ESD(切開剥離)切除で、 2007年5月開院後、休診日入院施設でのESD(切開剥離)治療総数は86件になりました(うち29件はクリニックで診断し各施設へお連れし切除させていただいた症例)。皆様の御高配に深謝申し上げます。

Report74: 2009.03.17 朝日新聞掲載(3.17)/関西二期会「ルクリーシア」(3.14)




ピロリ菌除菌が胃がんなどのリスクを下げるので感染者全員に除菌を勧める指針を日本ヘリコバクター学会が2009年1月公表したことを受けて関連記事が3月17日(火)付朝日新聞朝刊で掲載されましたが、その仲で北海道大学専門外来開設に続いて本院を専門クリニックとして紹介いただきました。編集委員 浅井文和 氏による紙面ですが、2月23日に浅井氏が東京からクリニックにお越しになられ取材をいただきました。

3月から第2土曜日はフリーにしています。3月14日(土)は、内視鏡学会近畿地方会の帰路、尼崎アルカイックホールオクトで関西二期会講演ブリテン作曲「ルクリーシア」を拝聴しました。数年前からご活躍がめざましい「二足のわらじテノール」根木氏の声を一度拝聴したいと思っていました。5月のボエーム初日にも出演されますが、クリニック診療日でおうかがいできません。関西二期会のホームページを拝見していると丁度、おうかがいできることがわかり、急遽出向きました。会場では、2002年から2003年にかけて、各種コンクールでよくご一緒した、やはり「二足のわらじテノール」現在、関西二期会 準会員の瀬田正巳氏に久しぶりにお会い出来ました。蔵田理事長がプログラムで述べておられます「情の代表がプッチーニであれば、ブリテンは知の代表」が印象的でした。
http://www.kansai-nikikai.gr.jp/090313.html
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Report73: 2009.03.05 胃癌ESD(切開剥離)切除2例(3.05)/ iPhone 3G(3.01)




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で内視鏡治療の機会をいただいています。本日3月5日午前は、同病院の胃癌2例のESD(切開剥離)切除でした。1例目は体中部大彎前壁のIIc病変でした。先端系に適した部位と判断できましたので、主治医の林 典子 先生をサポートさせていただきながら2mmフラッシュナイフ1本でマーキング、切開、剥離と順調に切除終了できました。2例目は前庭部小彎のIIc(UL+)で潰瘍部分の引きつれが強い事が示唆されました。実際、iT2を用いて剥離をすすめてゆくと潰瘍に一致して約5mm部分の繊維化が強くEnd CutモードでもIT2では切除困難でした。ニードルナイフの対処でも可能でしたが、最後の5mm部分のみでしたのでスネアを用いて切除しました。本日の2症例で、開院後休診日でのESD(切開剥離)切除総数は83件になりました。皆様のご支援、ご高配に厚く御礼申し上げます。

午後は、久しぶりに予定が空きましたので、クリニック近くのハーバーランド ソフマップで無線LANを購入しました。Air Macは新機種が出たところで在庫がないようで、MAC対応しているBUFFALO製品を購入しました。クリニックで事務処理の後、夜は19時から新大阪のオリンパス大阪本社で、7月4日に予定されている第44回近畿内視鏡懇談会下部部会の打ち合わせでした。部会長は大津市民病院に移動された 趙 先生で、大阪市立医療センター 大川先生、滋賀医科大学 辻川 先生 とは、2月28日(土)第17回IBDクラブジュニアウエストと続いてでしたが、7月4日の具体的な内容についての意見交換でした。大腸内視鏡の診断から治療までということで、クリニックでは丁度炭酸ガスを導入後1年が経過し、全症例に使用していますので、その有用性についてお話させていただくことになりました。オリンパス大阪本社があります新大阪の北東部に久しぶりにおうかがいしましたが、非常に多数のビルがあらたに建っており、新大阪駅から陸橋で移動できるなど、その変貌ぶりに驚きました。自宅にもどり、無線LANをセットし、なんとかIT環境が復旧しましたが、若干つながりにくい状況もありますので Air MacをApple Soreでオーダーの予定です。



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