Report154: 2010. 7.29 大腸ESD1病変, 食道ESD1病変(07.29)/潰瘍性大腸炎レミケード(07.28)/コナミ神戸体験会(07.29)




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で入院が必要な内視鏡治療の機会をいただいています。本日1例目は西宮H例で上行結腸40mm大LST-G病変でした。細く屈曲、腸間膜固定がゆるくスコープ制御が難しい状況に加えて、大腸壁は非常に薄い困難例でしたが51分で完遂できました。2例目はクリニック診断例で10mm強のNBI陽性ヨード不染を経過観察していましたがdysplasiaからCa in situとなり小病変ですが切除としました。右側にありますが体位変換なしにスコープ回転で病変を6時に捉えて操作、20分で完遂できました。

本日は第5木曜日で患者さまのご予定や施設の都合で、午後は久しぶりにフリーでした。木曜日は夕方、西代の県立プールに寄る事が多いですが、コナミ入会を視野に入れており(施設利用券でコナミ西宮は既に3回行っています)クリニック近くのコナミ神戸、しかもワンコイン体験会に参加しました。ワンコイン=500円体験会はほとんどの店舗で行われており、メンテナンス曜日に月1回未入会者を対象に施設を開放するものです。他のジムの体験利用と異なり、メンテナンス日=会員が来ませんので非常に空いています。先週西宮本店夜の部ではあの広大なプールを6名ほどで占有、本日は昼の部で参加出来ましたので、さらに空いておりプールは4名で占有でした。入会するとすれば西宮、神戸ですが、両者ともにメンテナンス日はクリニック休診日の木曜日であり結局日曜日祝日しか利用出来ない可能性が高いこと、一方、空いたプールを自由に泳げる開放感は代え難く、このままワンコイン体験をつないでゆく(笑)ことも一案?本日は約1時間 4泳法すべてドリルチェックを中心に行い、背泳はローリングを深くしても沈みにくく、クロールはキックをさらにおさえ息継ぎも浅く、バタフライはドルフィンが少しできるようになりました。

7月28日(水)は潰瘍性大腸炎例にレミケード治療を開始させていただきました。ペンタサアレルギー(減感作まで病状が安定しない)、AZA肝機能障害(2回再現性確認)で使用出来ないステロイド依存性例で、プログラフにより、発症後初めてステロイドを離脱出来ましたが、半年後に再燃しレミケード投与に踏み切ったものです。

Report153: 2010. 7.24 ピロリ認定医申請(07.22)/生粋(07.23)/咽頭生検(07.24)




休診日第2,4木曜日は午前 京都工場保健会神戸健診クリニックで経鼻内視鏡、午後は三木服部病院で通常の胃大腸内視鏡を担当させていただいています。京都工場保健会神戸は、京都工場保健会の神戸ブランチとして開院され本院の開院と前後してスタートをきられました。その際に、経鼻内視鏡のセットアップをさせていただいた経緯から、現在も月2回木曜日午前におうかがいし、有所見の方の胃内視鏡、大腸内視鏡は勿論、ピロリ陽性の方の除菌をクリニックで対応させていただいています。三木服部病院は35歳から20年来お世話になっており、色々な局面でご支援、ご尽力、ご指導を賜りました。従来 車でおうかがいしていましたが、ここ数年前からは神戸電鉄利用が主体です。

7月22日(木)はピロリ認定医の暫定申請2年目に当たり24日(土)が提出締め切りでしたので、午前、午後の2施設間の行程で久しぶりに神戸中央郵便局へ立ち寄りました。クリニックから東へ500m、神戸大学医学部から南東へ1kmほどにあり、前職時代には、締め切りぎりぎりの書類や原稿の対処で、帰路、夜遅くに持参していました。開院後は、内視鏡所見の返送で連日定期的にメール便の方が来られますので、事足りていましたが、久しぶりに期限をきられた郵便物、しかもクリニックが休診日が重なった事情でした。
夜は、神戸市中央区医師会相生ブロックの会合でしたが、遅参になる状況で結局不参加とさせていただきました。当日は、中央郵便局北の現在タイムズパーキングに移転予定の博愛病院のお話もおうかがいできる予定でした。

7月23日(金)は中央区耳鼻科の鎌田、丸山先生にお誘いいただき、岡本の「生粋」鮨へおうかがいしました。小路交差点北西すぐで神戸ミシュラン掲載予定とのことです。この界隈には交差点対角線向かいにヤナセ神戸があり、1992年物の車を本年で18年目、距離も20万キロこえて乗り続けている経緯から、ちょこちょこピットインしている他、5年ほど前には兵庫医大 福田先生のお誘いでワイン充実のビストロ ヴァン・ヴィーノ(厚切り生ハム、赤穂 坂越(さこし)大粒の生牡蠣も廉価)におうかがいしたり、神戸製鋼グループが誇る「エレガーノ甲南」で演奏させていただいたり、ある程度把握しているのですが「生粋」は全く存知あげませんでした。鎌田先生のお話では、カウンターを新調されたところで、一列 I字型からL字型に変わり席数も10席に増えたとのことです。藁で燻した香りが印象的でした。
http://r.tabelog.com/hyogo/A2801/A280105/28006305/
http://www.vin-vino.gr.jp/
http://www.s-carelife.co.jp/
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7月24日(土)は診療日土曜日、しかも第4土曜日は外来診察なしで検査のみの日でした。耳鼻科の先生方の主領域は、文字通り 耳、鼻であり、咽頭領域、特に腫瘍は専門医は限られているとのことです。一方、消化器内科領域では、食道疾患でNBIが有用であることから咽頭の内視鏡診断への応用が進んでいます。しかし、咽頭は知覚神経があるため痛みを感じたり、喉頭近くでは刺激で浮腫などのリスクもあるため、耳鼻科一般診療では生検はしないとのことです。一方消化器内科の内視鏡画像はかなり解像度がよく疾患も散見されることから、一部の専門施設では生検を取り入れています。上記、痛みや喉頭浮腫のリスクなど、なかなか踏み込みにくい領域でしたが、この領域を全国で最も早く取り組んでおられる現:京都大学光学医療診療部 武藤先生は既に1000件の咽頭生検を経験され大きな合併症がないとのことでした。今回、同様、静岡県立がんセンターで早期からこの領域に取り組んで来ておられる蓮池先生に来院いただきクリニックで咽頭生検を施行しました。今後も、耳鼻科の先生方と連携のもと症例を選んで生検施行を検討する予定です。

Report152: 2010. 7.19 バタフライ開始(07.17)/Total immersion(07.18)/特定疾患更新, コナミ西宮, Turandot(07.19)




昨年8月30日から始めた水泳ですが週2回ペースを維持してきましたが、2010年7月3-4日の広島行で久しぶりに体調を崩し、初めて2週間入水せず2010年7月17日(土)芦屋海浜公園プールのレッスンが久しぶりのスイミングでした。
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7-8月は芦屋は屋外プールがオープンになり子ども連れが増えるため、日曜日昼のレッスンが困難になり土曜日夜(所用も多く回数も月2回に減らす)へ変更になり2回目でした。土曜日午後は大腸内視鏡検査がありますので時間が読みにくいのですが、夜間診察がない火、土、休診日の木でお世話になっています竹内コーチとのスケジュールが合うのが土曜日夜のみで、20時45分退水(土曜日も平日同様)逆算して、19時45分から20時30分の45分間で設定(検査で遅れた場合は20時から20時30分の30分間 それより遅れたらキャンセルと柔軟に対応)しましたが、結局大腸内視鏡検査はおおよそ18時から18時30分に終わる事が多く、高速神戸発18時52分の阪神電車で阪神西宮に19時14分着 自走して19時30分に芦屋海浜公園プール着。着替えて丁度19時45分からのレッスンで時間的には、今の所、上手く行っています。夜は非常にすいていますので体力的に疲れてさえいなければいい部分も結構あるようです。7月19日(土)はクロール、背泳の復習に加えて初めてバラフライを教えてもらいましたが、四苦八苦した平泳ぎのさらに上をいきそうで前途多難です。短軸系は難しい。

7月18日(日)は2ヶ月ぶりのTotal immersionのレッスンでした。芦屋マンボウプールが閉鎖になり、関西の拠点を探しておられたのですが、結局、以前の拠点の箕面スパガーデンに戻った形となりました。仁川まで炎天下を徒歩、阪急宝塚線廻りで石橋経由で箕面へ。Total immersionのレッスンでは理論に基づいたドリルの徹底ですが、最大の長所は自分の泳ぎの画像をチェックできることです。想像と実際は乖離していることも多く、今回はレッスンのない平泳、背泳も録画していただき大変参考になりました。
7月19日(月祝)は朝からクリニックで特定疾患更新書類を全て完成。書類は原則として患者さまへの返送まで1週間以内を努力していますが(事務スタッフから廻って来た当日に完成)、特定疾患は通常の書類より時間を要しますので、さすがに30通ほど貯まっていました。これで、また貯まった書類なしの状態を維持出来そうです。帰路は、西宮北口 コナミに立ち寄り16時30分頃から1時間ほどセルフチェックでした。クロールでは、手先入水位置をやや手前に修正、リカバリーで肘優位になるように手先を水面につける意識、両膝を揃えてキックが大きくならない様にする、背泳ではローリングを深い目にしてみましたが、やはり沈みます(笑)。平泳ぎはなかなか前へ進まず、バタフライの体幹と足のみの練習も最悪でした。ただ西宮は広い自由練習コースがあり、セルフチェックするには非常によい施設です。
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年末の医学部演奏会の選曲中です。2007年チャイコフスキー 弦楽セレナーデより抜粋 管弦楽自編曲、2008年チャイコフスキー ロミオとジュリエット(30周年で充実した編成)、2009年 リムスキーコルサコフ シェラザードより抜粋、と私自身の嗜好を優先させていただいてきました。本年も編成は現有主体で、弦がさらに減少、金管が主体になっており吹奏楽選曲の楽譜をチェックしており、演奏時間7分のTurandot編曲譜を早速吟味しています。
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Report151: 2010. 7.15 胃ESD1病変, 歯状線にかかる直腸ESD1病変(07.15)




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で入院が必要な内視鏡治療の機会をいただいています。本日の2例は、西宮Hの症例でした。大腸TCF+EMR2病変を20分ほどで終え、続いて胃癌ESDでした。丁度胃角をまたぐIIa胃癌でしたが、主治医の 林 典子 先生主導で、サポートさせていただきながら完遂できました。

11時すぎに同病院を発つ事ができましたので、クリニックに立ち寄り事務作業、13時19分発 山陽電車姫路行直通特急で垂水へ。14時前に佐野病院へ到着できました。佐野病院はクリニックで診断させていただいた直腸LSTのESD切除でした。1年前に神戸市内基幹施設で大腸内視鏡をされていますが、血便が持続するということで(前回 痛かったこともあり)今回はクリニックに大腸内視鏡のご紹介があった患者さまでした。6月15日クリニックで大腸内視鏡検査を施行させていただきましたが、挿入難易度の高い腸でしたがTCFは短時間に成功、数個のポリープを切除し直腸まで戻り直腸内反転をすると一部出血を伴う隆起が少し確認でき、緩い固定不良の肛門で難渋しましたが、AVへ近づくと4分の3週のLST病変として同定出来ました(昨年は同定されていません)。安定した視野を持続出来ず、ピットの判定も困難な例でしたので腫瘍性病変である確認のためESDに支障を来さない部分1カ所生検施行し終了とし、生検が腺腫であることを確認の上、ESDの予定とさせていただきました。ESDではアタッチメントで展開でき最終的に十分拡張することができ全貌を観察することができましたが、非腫瘍ピット隆起を示唆(=MPS?)など非常に多彩な形態を呈する病変で診断困難例、また治療も歯状線にかかる症例でキシロカインを使用しながら、固定緩くスコープが不安定な状況でしたが、佐野院長、蓮池先生と総力で完遂で来ました。

佐野病院では、開院後、2010年3月末までは豊田昌徳 先生中心にESDを御一緒させていただいてきましたが(大腸では佐野院長もお時間のある時にお越しになられ3名で6時間がんばった小腸ESDもありました)、4月1日付で神戸大学腫瘍内科へ異動され、4月からは蓮池典明 先生と御一緒させていただいています。豊田先生は昭和大学横浜市北部病院 工藤進英教授のもとで内視鏡を研鑽、前職時代神戸大学で御一緒にピロリ菌の研究、ESDの立ち上げでも貢献され、今度は、化学療法を深く研鑽されており、クリニックに(メールで)大腸癌外科術後化学療法の御相談のあった方を早速セカンドオピニオンしていただくなどお世話になっています。蓮池先生は神戸大学第2内科入局初期研修後国立がんセンター中央病院で3年間の正規研修、その後、がんセンター中央病院で指導的立場を経て、新設されました静岡県立がんセンターへ異動、一貫して日本の消化管内視鏡診断治療をリードしてこられました。前職時代2000年、神戸大学のESD導入に際しましても国立がんセンター中央病院におられた蓮池先生のもとに、斉藤大三先生の御高配のもとメンバーを研修させていただいたことが始まりであり大変お世話になりました。4月から、クリニックで診断させていただいた難易度の高いESD症例を佐野病院で御一緒に治療させていただいていますが、蓮池先生の卓越した診断治療を眼前で拝見出来、得難い機会となっています。
6cm大の回腸から盲腸病変 他
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静岡がんセンターから佐野病院へ異動報告でクリニックに立寄ってくださった蓮池典明 先生
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内視鏡のみならずヘリコバクター学会でも大変お世話になった斉藤大三 先生
http://www.myclinic.ne.jp/daizouclinic/pc/


Report150: 2010. 7.11 広島大学交響楽団(07.03-04)/急性胃腸炎CRP 7.24/大阪-広島内視鏡研究会(07.10-11)




愚息がステージにあがる、2010年7月4日(日)広島大学交響楽団サマーコンサートを聞きに前夜3日(土)クリニック診療終了後遅くに広島入りしました。ホテルに着いたのは21時を過ぎていましたので、最上階のラウンジで食事、翌4日(日)当日は午前ホテルフィットネスでスイミング後、隣接バスセンターから高速バスで広島大学中央口へ。移動は快適でしたが、大学内レストランは全て閉まっており炎天下図書館で開館を待つことになりました。よく響くホールでオーケストラのフルサウンドを久しぶりに楽しむことができましたが、帰路はJR西条駅からJRで広島へ戻りましたが、丁度、中国からの団体留学生の移動と重なり乗車38分立ちづくめでした。
帰路の新幹線から関節痛は自覚していたのですが、翌7月5日(月)夜から腹痛下痢、関節痛増悪、6日(火)特に午後の大腸内視鏡検査9名中はふらふらで、白湯+アイスクリームしか口にはいらない状況で帰宅後熱をチェックすると38度、翌7月7日(水)は37.5度まで下がるもCRPは7と高値でした。スープ、ジュース、果物、ゼリー、アイスクリームで凌ぎ、7月9日(金)夜に少し食欲が出て うどん 少量摂取。7月10日(土)も同様でしたが、世代交代で10年お世話になりました第45回近畿消化器内視鏡懇談会、大阪から広島へ移動し、翌11日(日)は第11回日本実地医家消化器内視鏡研究会に参加させていただきました。日本実地医家消化器内視鏡研究会の演者は、旧知の方々ばかりで、久しぶりにお会い出来、講演前後の僅かな時間でしたが、お話をさせていただくことができました。

Report149: 2010. 7.01 大腸ESD1病変, 胃ESD1病変(07.01)




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で入院が必要な内視鏡治療の機会をいただいています。本日は西宮市内の病院から西宮市立中央病院にご紹介があった患者さまで、大腸3病変の内視鏡切除でした。事前情報ではLST3病変でしたが、拝見しますと、肝彎曲、直腸病変はEMRで対処出来る大きさでした。
盲腸病変は、明らかな局面を有する陥凹を伴うIIa+IIc病変で、襞上に存在するというより、襞を巻込む形で存在し、内視鏡診断上はsm深部浸潤以深で通常条件ですと外科手術適応となると判断できました。方針を御相談の上、80歳を越えるご高齢で心肺機能合併症もあり、もし局所切除ができれば相対治癒としての選択肢を呈示可能ということでESD開始しました。呼吸機能が不安定で、呼吸性移動が著明で非常に難渋、やや覚醒気味にし体位変換を駆使して全周切開を終え剥離にかかりましたが、陥凹部周囲から高度の線維化を認め、剥離スペースを得られず切除中止としました。直腸病変は、過去の放射性治療による強い瘢痕を認めEMR後出血をソフト凝固止血を用いましたが、残る2病変はEMRで容易に切除を終了できました。

西宮Hを10時30分過ぎに発つ事ができましたので、そのまま門戸厄神から阪急電車で高速神戸へ向かい13時過ぎまで昼食を含めて事務作業に充てる事ができました。山陽電車で垂水を向かい14時前に佐野病院へ到着。クリニックへご紹介いただきました胃体部小彎後壁表層拡大型胃癌のESD切除でした。範囲診断が困難でESD切除をとのご紹介をいただきましたが、紹介状の写真でサイズが大きいと判断できアプローチの際のスコープ操作の確認も重要となりますので、クリニックで事前に内視鏡検査をさせていただきました。幸い内視鏡範囲診断通りの(ESDに支障がない範囲の)生検結果を得る事ができていましたが、本日はNBI拡大もあわせて慎重にマーキング、体部、高度萎縮で予想通り出血制御がポイントでしたが14時30分から約1時間で48 x 38 mm大切除完遂できました。

佐野病院を16時に発つ事ができましたので、帰路、西代の県立プールで30分ほど泳いで(コナミ西宮の施設利用券を購入しているのですが木曜日はメンテナンス日)夜には所用が入っていませんでしたので自宅には久しぶりに18時前に帰る事ができました。




Report148: 2010. 6.27 第16回日本ヘリコバクター学会(06.23-25)/宮地、吉田先生(06.26)/コナミ西宮50m pool(06.27)




2010年6月24日(木)25日(金)第16回日本ヘリコバクター学会が京都大学内 芝蘭会館で開催され、前日23日(水)の理事会、学会第1日目に参加させていただいた。
http://office.med.kyoto-u.ac.jp/siran/index.htm
会長招宴招聘者への記念品として「陶点晴かわさき」の陶皿と共に「総長カレー」が供されていました。京大内レストランのみならずネット販売でも購入できますが、日曜日早速賞味させていただきましたがスパイシーな本格派でした。
http://www.toutensei.com/
http://shop.kyotodays.jp/fs/kyotoseikatsu/k012012
学会1日目は午前のワークショップ、続くランチョンセミナーと、リスク管理型検診について採上げられていました。一律に毎年全ての受診者に胃透視(最近は経鼻内視鏡と選択が多い)を行うという旧来の胃癌検診から脱却すべく、ピロリの有無、萎縮の程度を基に胃癌リスクを評価し胃癌検診の比重を考慮するという、まさに、クリニックで徹底している対応です。学会ガイドライン改訂で「全ての感染者が除菌対象である」との勧告、朝日新聞、ためしてガッテンなどマスメデイアでも採上げていただき、ピロリをオプションで希望される検診受診者も増加しつつありますが、検診でも、ピロリや萎縮の評価を踏まえた指導を行っている対応は残念ながら諸についたところと言えます。除菌治療後は勿論、除菌しない既感染者が以外に多くABC法ではA群に入ってしまう点などpitfallは同じ認識でした。

自己流のあおり足 平泳ぎのみであったレベルで2009年8月末から毎週日曜日11:15-12:00に芦屋海浜プールでprivate lessonをしていただき、ほぼ10ヶ月が経過 まあよく継続できたものと自分でも感心していますが、日曜日は混み合うことが多くレーンを占有するprivate lessonが困難となり土曜日夜へ変更となりました。土曜日は研究会や所用も多く、そもそもクリニック診療後で時間が読めないこともありますが、これを機に回数も月1−2回と減らす事になりました。
水泳が継続できる保障がなかったため、ここまで敢えて特定のジムに固定せず兵庫県の公共プールとしては芦屋海浜、西代県立、阪神尼崎サンシビック、宝塚市立、先日はESD治療の途上に西脇天神池、またジムも新長田マンボー、半年前払いで期限設定可能な新神戸gold gym、東急オアシス三宮体験、講演の前にANAクラウンプラザホテル神戸のフィットネスなど空いている時間にあわせたり、total immersionのprivate lessonにあわせて各施設へおうかがいしてきましたが、今回、いつも通勤の際に往復前を通っているコナミ西宮本店の50mプールを体験できました。クロールは25m単位で短時間の休息があれば、ほぼエンドレスに泳げるレベルを自負していましたが、50mは予想以上に消耗、Total immersion方式で2ビート省エネ泳ぎであっても足の負担が大きいことがわかりました。しかし、逆に、体への負荷としては丁度よい設定で、是非、入会を前向きに検討し、より回数を増やすことを視野に入れたいと考えています。
http://information.konamisportsclub.jp/004021.html 
http://tiswim.jp/  

Report147: 2010. 6.18 胃ESD1件, 食道ESD1件(06.17)/NABADAN神戸(06.15)/潰瘍性大腸炎レミケード保険認可(06.18)




第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院でESDの機会をいただいています。本日は西宮Hの胃癌症例でした。ESDは容易な前庭部後壁IIc病変で主治医の堀野先生主導で完遂でした。加えて、ご高齢のため入院で大腸内視鏡検査をさせていただく予定となったクリニックの患者さまの検査を施行させていただきました。
午後は14時から西脇 大山病院で食道ESDの予定でしたが、11時過ぎに西宮市立中央Hを発つ事ができましたので時間的にはかなり余裕がありました。そのまま中国縦貫道路に入り、通常満車でなかなか入れない西宮名塩SAで昼食。気にしながら結局、がっつり系の「官兵衛」揚げたてのとんかつを賞味。滝野社ICで降りて175号線を北上、事前に近隣の公共プールをチェックしていましたので天神池スポーツセンターで300mほどさっと泳いでも大山病院に13時30分頃到着できました。
病変は小さく背景粘膜の炎症もわずかでしたが、前壁寄りで通常の左側臥位では水浸することが事前にわかっていましたので、腹臥位で開始、蠕動は高度で気管支喘息の持病もある状況での食道ESDはストレスでしたが、前職時代にお世話になりました中繁氏(アムコ→宮野医療機器)が立ち会いをしてくださっており、大山病院では、前回、高度癒着広範胃癌症例で難渋した経緯(ESDを完遂できなかった僅かな例)がありましたが完遂できました。
6月15日(火)は3世代に亘りますが、川崎病院、三菱神戸病院の高校同窓の先生方との会食でした。今回は時間的にあわず「NABADAN神戸」でした。5月に「ソロモン流」で拝見した経緯もあり期待していました。次回は是非、みやす、大友のステーキ路線でご一緒出来ればと思います。
http://www.nadaban.com/index.php
5月30日テレビ東京系「ソロモン流」に登場(以下サイトから)世界的食の大祭典「ワールドグルメサミット2010」でたった一人、日本代表に選ばれた山下シェフ。その大舞台で世界に向け、今の和食を表現する。その準備期間から本番にかけての舞台裏をはじめ、毎年恒例のチャリティパーティの模様など、約6カ月間に渡る山下シェフ完全密着のドキュメント。

Report146: 2010. 6.12 CL3周年パーティ:オルフェ(06.11)/IBD講演, 大友(06.10)/第7回ENT conference講演(06.12)




クリニック3周年慰労会をレストラン オルフェで6月11日(金)夜間外来診察を休診とさせていただき18時30分から開催させていただきました。
http://www.restaurant-orfeu.com/index.html
●1周年は2008年5月13日(火)北野クラブ・ソラ http://www.sola-resort.com/
ミラージュ・ヴィッラは夜景が近く天井も開きます。久しぶりにサイトを見ると屋上でパーティが出来る様になっています。
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●2周年は2009年6月11日(金)イグレック・ベガ http://www.igrekvega.jp/index.html
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http://www.aoyama-clinic.com/topics2/img/28-2.jpg  で開催させていただきました。
●3周年のオルフェは、惜しまれながら2001年2月に閉店となったジャン・ムーランにおられた三木 丸 氏に、その流れを託すべく存在感を示している本格派フレンチですが、スープはビスク、メインはロースト、さらに1周年で好評であったデザートビュフェも加えて頂くというリクエストメニューでご無理を申し上げました。デザートビュフェは6種類で5月22日(土)三木 氏にクリニックに事前打ち合わせでお越しいただいた際に、スタッフこぞって色々リクエストさせていただきました。忘年会と異なりビンゴはありませんが、幹事の今村、岡田両名によりメンバーの人柄を偲ばせるアンケートなど工夫を凝らして頂き楽しい時で、あっという間に22時でした。
【神戸ミシュラン掲載確実との噂のお店】
あら皮、カ・セント、ジュエンヌ、ジルの4店の様です。あら皮は1度、他の3店はまだおうかがいしたことはありません。
http://www.aragawa.co.jp/    http://casento.jp/
http://juenne.com/    http://www.maisondegill.com/
掲載確実4店以外にミシュラン取材があったお店はオルフェをはじめ、すし伏見、すし助城、アランシャペル、北野ホテル、雪月花、しげ松 などとのことです。
【ステーキ系】鉄板も楽しいですが、お薦めは炭焼(+十分な熟成)
●みやす  私の一押し 前菜, スープ抜きで直接お肉とサラダ、最後はカレー お肉はずっとロース250gでしたが、さすがに最近はロース150g+フィレ100gです。なにがなんでも21時に閉まります(笑)。
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●大友  みやす から1986年に のれん分け お肉の卸は みやすと同じ 価格もほぼ同じです。
http://www.restaurant-otomo.com/   http://www.aoyama-clinic.com/topics3/img/6-2.jpg
昨年から久しぶりに数回おうかがいしていますが、先代は塩が濃かったのですが改善されていました。カレーはみやす同様ビーフカレーで、よりスパイシーでした。LO 21時ですが融通はききます。エビフライもあり、6月10日(木)はフィレ100g+ロース100g+エビフライ1本+カレーでした。
●あら皮(神戸ミシュラン掲載予定)神戸を代表するステーキ店ですが値段も一級です(東京の支店よりは安いようですが)
●たけうち(夙川)前菜、ワインが充実 阪急夙川駅前 奥に8席のテーブル席 公式ホームページなし 伝説のステーキ店 今はなきオリンピア(北新地)の流れを汲んでいます。系列は、さらさらの野菜カレーです(北新地 榊原 他)
その他、炭焼系では北山、ハイウエイ 鉄板系は各ホテルをはじめ、みその、櫻井、和黒など多数がありますが、神戸では上記4店がいいです。
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【ホテル 系】
●ラ・スイート神戸ハーバーランド 2009年12月デイナーコンサート開催
http://www.l-s.jp/stay/   http://www.aoyama-clinic.com/topics2/img/55-1.jpg
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●オリエンタルホテル メインは北野にあったThe house of pacific
http://www.orientalhotel.jp/ http://www.thehouseofpacific.com/
●蘇州園 老舗の中華が、大手資本の枠組みに
http://soshuen.jp/top/  
●北野ホテル  イグレック系の総本山
http://www.kobe-kitanohotel.co.jp/ http://www.aoyama-clinic.com/topics2/img/48-3.jpg
【その他の個人的なお薦め】
●絢爛亭  1日1組の宴(10名ほどまで)北野
http://www.kenrantei.com/   http://www.aoyama-clinic.com/topics2/img/16-2.jpg
●ビストロ近藤亭 (元町/北野坂 今は北野坂のみ? リーズナブルです)
http://restaurant.gourmet.yahoo.co.jp/0002437064/


Report145: 2010. 6.04 胃ESD2件, 大腸ESD1件(06.03)/第25回大腸病態治療研究会(06.03)/日生病院 福田先生(06.04)




木曜日はクリニック休診日ですが、第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で入院を前提とする内視鏡治療の機会をいただいています。本日は、西宮H 症例1例、クリニック症例2例でした。第1例目はクリニック診断の胃癌ESD切除でした。西宮Hでは、胃ESDにつきましては主治医の先生に先行いただくことが多いのですが、本日は3例とタイトスケジュールでしたので、本症例は始めから直接施行させていただき20分で終了でした。第2例目は西宮H症例でした。丁度胃角上で胃の形によっては順方向ではトラクションがかからず強く押し込んだ反転操作が必要になる場合がありますが、幸い、順方向で対処可能で、主治医 林 典子 先生主導で完遂できました。第3例目は胃過形成ポリープのEMRでした。2009年芦屋で診断をおうけになられ2010年本院へ紹介受診されました。過形成ポリープはピロリ陽性例に発症し、除菌により70%は縮小消失します。事前チェックでも内視鏡的に明らかな萎縮を呈するピロリ陽性胃炎と診断できましたが、除菌治療しておられないにもかかわらずRUT、UBT陰性でしたので初回検査時に抗体検査まで施行。後日判明した抗体の結果も陰性でしたので、除菌治療せずに(18ヶ月前より以前に)ピロリ消失したと判断しました(腸上皮化生まで進んだ結果「焼け野原状態」で消失する、手前の段階で陰性化していることは予想より多い印象です)。したがって逆に言うと、除菌による過形成ポリープ縮小の選択肢はなく、相対適応で切除としました(総合判断ですが上部消化管病変は原則入院で切除しています)。主治医の石井先生中心に容易に切除できました。

患者さまの入れ替えにその都度30分程度要しましたが、12時30分頃、同病院を発ちJR西宮から垂水へ向かいました。JR垂水で昼食後14時前に佐野病院へ到着しました。本日は1例1病変で、三木服部病院で診断させていただいた直腸LST-NG病変のESD切除でした。既に服部病院で腺腫4病変をEMR施行していますが、LST-NG病変はEMRでは対処困難と判断しクリニックで御相談の上、佐野病院でのESD切除とさせていただきました。重力の方向を加味しながら順方向、反転操作で約40分で完遂できました。

15時30分には佐野病院を発つことができましたので、16時に西代の県立プールへ立ち寄り、クロール通常2本、ダッシュ2本、背泳、平泳のチェックを30分ほどで行い、ハーバーランドソフマップで所用をすませ17時過ぎに神戸を発ち第25回大腸病態治療研究会世話人会18時から参加させて頂きました。



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