   | 第1,3,5木曜日午前は西宮市立中央病院で入院が必要な内視鏡治療の機会をいただいています。4月21日(木)は胃2病変を有する西宮Hの症例でした。いずれもサイズは小さく、主治医 林 典子 先生主導で完遂できました。同日は、クリニックで診断させていただいた大腸ESD症例が増えて来ており、西宮市立中央病院、佐野病院どちらで治療させていただくかにつき複数の要因で流動的であった上に新規症例も加わり、最終的に、3例の大腸ESDは全て佐野病院で施行させていただくことになりました。さらに、その後、松田病院におうかがうすることになっており時間が非常にタイトでしたが、佐野院長、岩館先生にご尽力頂き3例完遂できました。松田病院の症例は写真を拝見していた段階で、順方向では病変が正面にくるためParadoxicalな動きになり力も伝わりにくく一方、IT2反転操作では強く押し込む必要があり操作性が悪くなる体下部大彎で、難易度が高い部位であることを予想していましたが、サイズが小さくSBナイフが有用である可能性がありましたが、真大彎にかかっており、大彎の胃粘膜の厚さに切開深度が安定せず、IT2に変更し対処しました。大彎の処理は、適切な層に入れた後、IT2で一気に切開し、すぐトリミングし、大彎から如何に遠ざけることができるか、という点に最大限配慮する、というセオリーの重要性を再認識しました。3施設、計6病変のESD切除でさすがに疲労困憊状態でした。 | |