感染管理に関連して
健康状態の把握、万一の合併症発症時の比較のために血液検査を実施しております。また、本院の内視鏡洗浄はアセサイド(洗浄剤)を用いたガイドライン最高推奨方法で感染症(B、C型肝炎など)にも有効ですが、院内感染防止のため感染症採血をお願いしています。なお、1年以内に感染症の検査をされました方は、検査結果を持参いただけましたら当院での感染症の採血は不要です。
内視鏡前処置/治療合併症に関連して
高度便秘の場合は、大腸内視鏡検査に際しての腸管洗浄剤服用で稀に腹部穿孔をきたすことがあり、場合により腹部レントゲンを撮らせていただくことをご了承ください。
腹部手術既往のある方
外科手術(特に開腹手術の既往)のある場合、内視鏡挿入に支障をきたすことがあります。本院では手術後のため他施設で挿入できなかった方も多数来られますが、それらを含めて、内視鏡挿入率は99.95%です。逆に言うと2000人に1人不成功のことがあります(特に高度癒着の場合は、挿入時の穿孔の報告はありますが本院ではなし)。大腸内視鏡検査の前に、大腸カプセル内視鏡・仮想内視鏡を先行させることもできますので、より詳しくお聞きになりたい方は、ご来院お待ちしています。
緑内障の方
下記の病名であれば、検査中に使用できる薬剤が制限されますので、事前に眼科に病名と下記薬剤の使用可能かどうかの確認をお願いします。該当する方は、事前に電話連絡をお願いします。
病名 | ・急性狭隅角緑内障 | ・閉塞隅角緑内障 |
使用薬剤 | ・鎮静剤(ドルミカム・サイレース) | |
・鎮痙剤(ブスコパン) |
妊娠中・授乳中の方
・妊娠中の方:薬剤の使用はできません。
・授乳中の方:検査で使用できる薬剤が制限されます。また、希望する鎮静が出来ないこと、断乳の必要(大腸検査は、当日朝の洗浄剤内服開始後から断乳)があるため、検査までに院長の診察を受けていただきます。
問診票郵送の方
ご記入が難しい場合、または確認が必要な部分がある、内服薬の中止や追加などご相談が必要など、ご記入内容によっては、事前診察として外来を受診頂き、担当医から詳しくお話をお伺いさせて頂きます。安全・安楽な検査のため必要なことですのでご理解お願いいたします。
医療法人社団 青山内科クリニック 理事長/院長 青山伸郎